3/20練習試合ヤクルト対阪神
絶好の野球日和でしたが無観客の練習試合となった昨日のゲーム。私はここ最近行きつけのお店で飲みながら試合を見ていました。早く収束して太陽のもと野球を見たいものですね。
まずは結果から。
オープン戦を7連敗で終え、3月3日以来の勝利となりました(長かった…)。この試合の見どころとしてツイートした内容は以下の通り。
では順番に見ていきましょう。
1.村上選手のサード守備
オープン戦最終戦に続いてサードの守備位置につくも、なんと1度も打球が飛んでこず…笑。相変わらずサード守備での動きは見られませんでしたが、キャンプ第2クールで離脱したにも関わらず守備について1試合打って・守ってと元気な姿を見せてくれて一安心です。
先日インタビューで4番への希望をコメントしており、バレンティン選手の大きな壁を自ら課して挑む心意気は20歳とは思えないものです。
昨日の試合で注目すべきは5回裏ツーアウトランナー一塁の場面。
それまでの打者3人にエドワーズ投手はいずれもフォーシームを初球に投じてきていたのを見ていたのでしょう、初球甘く入ったフォーシームを思い切り振りぬきます。
見事に右中間真っ二つのタイムリーツーベース。さらに二塁の上本選手がアンツーカー奥のポジションからバックホームする隙をついて三塁に進塁しました(下の動画をご参照いただくのが早いですね)。
この走塁は素晴らしいの一言。結果的に次の塩見選手は倒れ1点どまりになったものの、ツーアウト三塁は決してワイルドピッチが許されない場面。配球もコースもある程度次のバッターは目付ができ、チャンスを創造しました。次の1点を取るための積極的かつ頭脳的な走塁は、村上選手の野球偏差値の高さをうかがわせ、今年のさらなる飛躍をも予感させます。
2.雄平選手の打撃
オープン戦中盤から調子を大きく落とし、フォーシームに振り遅れあたりが止まっていた雄平選手。投手の投じるボールの半数はフォーシームであることから、まずはフォーシームにどうアプローチできるかが復調に向けてのファーストステップだと考えています。
この日はタイミングが合わなかったものの、第一打席からファーストストライクをとりにくるフォーシームを弾き返します。
結果はセカンドライナーになったものの、ファーストストライクからフォーシームに合わせられるようになったのは復調の兆し。次の第二打席では初球のチェンジアップをファーストライナーと持ち前の積極性と、コンタクトが合致するようになってきました。ようやく底は抜けてきたかな、という印象です。
3.ブルペンデーの投手起用
折しも、数日前にオープナーについて書いた中で試されたブルペンデー。先発には昨年のドラ一右腕清水昇投手があがりました。
昨年は力を発揮できず、防御率7.27に終わってしまいましたが昨日は良かったですね。フェニックスリーグ〜台湾のウィンターリーグにかけてフォーシームが安定して140km中盤出るようになり、またカーブでストライクをいつでも取れるようになったことが大きいですね。
二回表、ツーアウトランナー三塁で梅野選手を迎えた場面。
フォーシームとカーブでカウントをつくり、最後は梅野選手も狙っていたであろうアウトローフォーシームで空振り三振。相手打者が狙っていても振り遅れるフォーシームを投げられるようになれれば頭でも後ろでも起用法が広がりますね。
今年はまずは二軍の先発での起用がメインとなり、一軍の先発投手に空きができた時や、ゴールデンウィーク等の連戦での登板が見込めるでしょう。
東洋三羽烏と東都リーグでは投げ合っただけに、上茶谷選手や梅津選手のように先発として活躍して欲しいところです。
この日は杉山選手、大西選手、中尾選手、今野選手、長谷川選手と6人の投手で回して2失点。一定の成果が出たと高津監督は考えていると思うので、シーズンでも何か仕掛けてきそうですね。采配含めて楽しみです。
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