宗教2世の問題

日付が変わってしまったので昨日の朝ですが、
NHKの朝のニュースで「宗教2世」の問題が取り上げられていました。

「信仰を強制されて嫌になっている。こんなことはもう止めたい」
インタビューに応じた人は、ひどく不安そうでした。家族から縁を切られたらどうしよう。こんなことを思うこと自体後ろめたい。誰にも相談できず苦しんでいる人が多いそうです。

日本では「宗教」≒カルトというイメージになってしまっていますが、本来宗教とは人を不安から救ってくれるもののはず。きちんとした宗教と質の悪いカルトとは、きちんと区別する必要があります。

何らかの形で脅しをかけて、聞く人の不安を掻き立てる「宗教」は、ほぼ全部カルトと見做して良いでしょう。そういう団体からは、たとえ家族に反対されても、こちらから縁を切りましょう。

信じない者は地獄に落ちる
信じる者だけが救われて、天国(神の家、極楽、…)に入ることができる

そんなこと、ありませんから。

ずっと以前にお会いした、日本でイスラム教を指導されている方は、こんなことをおっしゃっていました。

「いったんイスラム教に改宗した人がやっぱり止めたいと思った場合はどうすれば良いか?私はそれを正しいことだとは思わないし、残念なことではあるが、止めたければ自分自身でそう決めればよい。」

そういうことです。脅しなんか相手にしなくても大丈夫。

神様はあなたを脅したりしません。
神の家にはただ入れば良いのです。そこはあなたの家なのだから。
もし追い出されたら、そこは神の家ではなかったということ。

こんなことで苦しむ人が一人でも減りますように。

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