バラとツバキの思い出

子供のころ - たぶん幼稚園くらい ー かかりつけの内科の奥様にクリニックの庭のバラ園を見せていただいたことがありました。ふつう患者さんには見せないんだけど、この子は特別にね、と母と一緒に丹精込めて育てた庭を案内していただきました。見上げた空間いっぱいにたくさんのきれいなバラが咲いていたのを、なんとなく覚えています。

バラやツバキなど、人目に付く大きな花を咲かせる植物は、人に見てもらうのが大好きです。愛情込めて話しかけながら育てるときれいな花が咲く、とこの奥様に教わった… ような気がしますが、このあたりは記憶があいまい。

以前勤めていた会社に、3本の小さなツバキの苗木が並んでいました。その年の冬、左と真ん中の苗木にはたくさん花が咲きました。一番右のには2つだけ、なんとなくしょんぼりしているような。少し気になったので、2つもきれいな花を咲かせてくれてありがとうね、と心の中で話しかけました。とたんにその苗木はぱっと明るい雰囲気になりました。ホントですよ。

こんな話、どう思いますか?
科学的にあり得ない!
そうそう!うちの庭もそんな感じですよ~
いい歳した大人が何言ってるの?キモイ!
どう感じても、それが正しいです。あなたの世界はそうなのです。
だとしたら、どんな世界を選びますか?

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