フライパンには水が入っていた

さっきの出来事。

夕食後の洗い物をしていた。

最後に。
フライパンを洗おうと思って。

コンロの横にあったフライパンを。
手に持って移動させようとした時。

フライパンの中の水を。
私は床にぶちまけてしまった。


ああ。ごめん。
水が入っているとは思わなかった。
と母に言った。

母は。
違う。私が言っていなかった。
と言ってくれた。

汚れを落としやすくする為に。
水につけていたのだ。

そして2人で。
ペーパータオルで床を拭いた。


水が入っていると知らないと。
水をこぼしてしまうのだ。と思った。

水が入っていると知っていたら。
水をこぼす可能性は低い。
なぜならば気をつけて運ぶから。

水が入っていないフライパンと。
水が入っているフライパンとでは。
持ち方が違うのだ。

哲学だ。と思ったけど。
たいした事ではない。

これを人間関係に当てはめて。
noteの記事が1本書けるかな?
と思ったけど。思いつかなかった。


母は私を責めなかったので。
救われた。

自分が水を入れていて。
それを私に伝えていなかったから。
私がこぼすのは。やむを得ない。
と思ってくれた。と思う。

何やってんの。見たらわかるだろ。
普通こぼさないだろ。
と言う人とは多分やっていけない。

馬鹿にしたり。
笑ったりと言う態度も。
どんな些細なものでも。
私は受け取ってしまう。

こういう時。
わー!とか。ガビーン!とか言って。
周りの人を笑わせるリアクションを。
とれる人が羨ましい。


フライパンの中の水をこぼした時。
そこにすごく小説的なものを感じ。

何か書けそうな予感がしたが。

そもそも。何かをこぼす。という事が。
すごくシーンとしてわかりやすく。
物語的なだけで。

別になんていう事はなかった。

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