見出し画像

子らの声なし江戸運河水澄めり


近所の高年大学OBの会。
今回は、会員が講師となり、名古屋城の水運を担った、堀川の浄化に取り組む話を聴く。

彼は、名古屋市高年大学卒業生の有志が、2005年に設立したボランティア団体「堀川と生活を考える会」のメンバーだ。
もう10年以上活躍し、生きがいとなっている。

堀川は1960年代以降、ライフスタイルなどの変化により、水質汚染が進む。
ヘドロが石垣にこびりつき、除去すると、護岸壁が崩れるようになった。
匂いもきつく、環境の美化は喫緊の課題となる。

同会では、水質調査や河川周辺の清掃などを行う。
前者は年間52回、後者は13回にも及ぶ。

こうした地道な活動により、堀川は甦った。
高度成長期以前の、トンボや小魚が棲む水の楽園になり、ウオーターフロントとして活況を呈している。

しかし、子供たちは戻ってきていない。
川遊びは遠い昔の話のようだ。

手づくりのスライドを駆使して、ベテランならではの解説。
質疑応答も活発で、素晴らしいひと時を過ごした。


第2部は、八事の老舗中華、浜木綿でランチ。
参加20名。
味ももてなしもさすがだが、会計はアナログすぎる。
料金は感動ものだが…。

さて、宴会では、恒例の近況報告タイム。
補聴器、断捨離、認知症、老人会、旅行などの話が出た。

年2回、地域に根差した講演を聴き、ランチ宴会へという流れだ。
次回は2月。毎回参加者が増える大人気のプロジェクトである。

3次会は6人でカフェへ。
他区の高級ホームに入った仲良しと、心ゆくまで語りあえたのが、嬉しい収穫だ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?