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・煙突の切られて陶都天高し


まさに秋天!
雲ひとつない小春日和だ。
近所のじじばば24人で、常滑に出かけた。

かなり久しぶりだ。
2班に分かれて、ガイドの案内でウオーキング。

まずは招き猫通り。
コンクリート壁に、ご利益祈願の陶製猫39体、本物そっくり猫11体、ご当地ゆるキャラ猫1体が出迎えてくれる。

有名作家の作品が雨ざらしだ。
だが、手入れの良さと、悪人はいないのか、傷ついた作品はなく、見応えのあるオブジェのオンパレードである。

我が家にも作品がある作家を見つけて、嬉しくなった。
仕事で取材の際、お土産にいただいた湯呑みやぐい呑み、マグカップなどだ。


土管坂へ。
明治の土管と昭和初期の焼酎瓶が、左右の壁面にぎっしり埋め込まれて壮観だ。


坂と煙突の町。
健脚組とゆっくり組に分かれて、案内してもらう。

切られた煙突が哀れだ。
排煙公害を防ぐためだとか。


穴窯や路地裏などメインコースとは異る風景を楽しみながら、陶芸体験工房「晴光」へ。

生まれて初のろくろ体験。
茶碗かカップを作る。
土はぬるぬるして扱いにくい。
ましてや、ろくろが動くので大変だ。

経験者の仲間が、見るに見かねてフォローしてくれた。
何とか完成!

工房に乾燥、素焼き、釉薬、焼成をお願いして、45日ほどで自宅に届く。
楽しみだ。


ランチは散歩コースの途中にある「たんぽぽ」で。
古陶器などのインテリアが素敵な、風情のある店だ。

味もなかなか。
地産地消の素材のみ用いる。

健康に配慮した十穀米やたんぽぽコーヒー。
海辺なので、煮付けやムニエルなど、魚料理のみだ。
美味しいに決まっとる。

ビールをご馳走になり、おしゃべりも弾み、
気分も最高だ。

常滑駅で13時半に解散した。
いつもながら、充実した企画だった。

・健脚とゆるりに分かれ秋の坂 

・秋日和酒甕も埋めし土管坂 

・手捻りの土の感触秋の声

・常滑の地魚に湧く秋のカフェ

・六古窯の大甕に矜持秋深む 

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