青春の話

先日、大学を卒業した。高校・大学といえば青春!である。しかしながら私は青春した感じがしなくてそれがとても残念なのだよね。

そもそも青春とは何だ。私には何が足りなかったのか、考察してみる。

青春の分類
・キラキラ系青春…○○のために頑張りました!系
・痛い系青春…小説でありがちな、無為に時間過ごしたり挫折したりそれに対して自暴自棄になったり劣等感にさいなまれたりする系

青春の要素
・並外れた多忙または暇、麻雀・虚無
→ほどほどに仕事量その他を調節してたし、麻雀はルール覚えられなかった。
・他人の視線に縛られる・自意識過剰
→期待が重いなあとか求められているものとか思うときとかはあったけれども、好きなものは譲らなかったのでそこまでなかったかな。
・孤独と狭く強い連帯
→周りとの違和感、劣等感・優越感・プライド、反転して大いなる理解者みたいなやつ、青春小説でありがちな気がする。周りがいい人だったのでまあまあ楽しくやれたし、かといって家が遠いのもあって誰か特定の人とずーっと一緒、毎晩語り合うみたいなこともなかった。
・夢と挫折・大きな成功や成果
→夢ないしなあ…。挫折も音楽以外はなかったし、それもなんかどうにかなってしまった。大きな成功や成果も特にない
・自由・レールから外れる・1つのものへの傾倒
→無難な道を歩んでいるよ…。音楽にはハマったけれども、傾倒?と言われると違う気がする。常に冷ややかに見るうにがいるので、100%熱中みたいなことはなかった。
・スピード感・今しかない!という焦り
→色々と焦りがないこともないけれども、年をとっても楽しいことは周りからわかるし、まだ22なんて若くて先長い…
・自暴自棄
→そんなに自分を安く扱わない。
・恋愛
→したけど…

青春とは

わたしには青春のあらゆる要素が足りてないことがわかった!!!!バーン!
そして青春とは「幸せに暮らす、ということを度外視すること」「極端」 なのではないかと思った。「○○を叶えたい/なりたい/こう思われたい/こうしなきゃ」と思うとき、それが結果として幸せにつながることも多いんだろうけれども、強すぎると少なくとも途中段階では何かが犠牲になったり苦しんだりギャップに葛藤したり間違った方向に爆走したり、社会不適合になったりするのだと思う。
明るすぎる太陽、暗すぎる万年床での鬱屈…そういうのはだからこそとても眩しいけれども。

そうだとしたら私に青春できなかったのも無理はないなあ、と思う。なぜなら、私は幸せに暮らすことにしているからだ。なにかに全力投球するには守るもの(自分)が多すぎたんだね。ざんねんざんねん。
(これは、中庸を、自分の幸せを大事に生きている優越感と、青春を送れない人間としての劣等感。)
そして、残念残念なんて言いながら10年・20年後には、この日々のことをなんだかんだ青春だったよね、と思い返すであろうこともうっすらわかっているのである。
そしてそして、そういうことがわかってしまうあたりに、青春ぽくなさを感じて残念なのである。
(以下ループ)

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