フジコ・ヘミングの演奏を聴いて思ったこと
先日、北九州に行ってきました。
フジコ・ヘミングというピアニストの演奏を聴きに行きました。
クラシック音楽を生で聴くのは初めてで、とても緊張しました。
私の席は、一階の隅の後方で、思ったよりはステージに近く、とってもワクワクしていました。
フジコ・ヘミングは、ピアニストだけど、本とかもたくさん書いていて、いろんな言葉とかがあって、一度、ピアノを聴いてみたいと思っていました。
開演時間から少し経って、彼女が現れました。
おつきの人がリードしながら歩いていき、ピアノの前に座りました。
クラシックの演奏というのは、感想が難しい。
初めて、生で聴いて思ったのは、そんなことでした。
前半(第一部)で9曲ほど弾いてあったのですが(※ページ最後にプログラムを載せています)
最初の一、二曲(スカルティラッティ)は正直、パッとしなくて、
三、四曲目(ショパン)に入ると、ものすごく素敵で、リズミカルで心地が良く、そのままゆたっとしていられる情緒がありました。
私は、小学校一年生から音楽教室に通っていたのですが、本格的にピアノをしたわけではなかった(グループレッスン後はエレクトーンを習っていました)ので有名な曲や、「のだめカンタービレ」を見て聴いたことがあるものくらいしか分からないのですが、弾く人によって、こんなにも演奏が違うのだなぁとも思ったし、第一部の終盤は、「変奏」というのがあって、ちょうど映画版の「蜜蜂と遠雷」を見ていて、「自由に弾くやつかな?」というくらいの知識しかなく、弾き終わった後、ものすごい歓声が上がったのですが、わたしはなんかピンときませんでした。
確かにテクニックはすごいけど、脚色がありすぎるように感じました。
素人だし、もともとが分からないから何とも言えないんですが、私には「凝りすぎ」に感じました。
まぁ、それが彼女の演奏であり、そういうものだったのかもしれませんが。。。
とにかく、これが私が初めてクラッシクコンサートを聴いて思った感想でした。
そして、多分、もっと色んな経験(人生を生きるという意味で)をし、たくさんの感情を味わったときにこんな演奏を聴いたら、またきっと違う感じ方をするのではないかなと思いました。
おわり。
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