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独断偏見観測日記4【男性ブランコの博物館コントライブin国立科学博物館『嗚呼、けろけろ』】

こんにちは、同期が優秀過ぎて骨身を曝け出しそうです、トゥインクル・コーポレーション類、オーサカエヌエスシーサンジュウサンキ目、タンドクライブダイスキ科、ジャパネーズのウネモトモネで御座います。

久々に綴るこのシリーズ。前回更新からも何本か他人様の単独公演を観(視)させて戴く機会はあったのですが、毎月新ネタ15本ライブが始まってからというもの、note執筆(執筆て!こんな駄文ごときに執筆て!)にあまり時間を割くことが出来ず運休が続いていたこのシリーズ。

しかし昨日、配信で養成所同期の大好きコンビ、男性ブランコ(モネ称「男ブラちゃん」)の博物館コントライブ『嗚呼、けろけろ』を視させて戴きまして。こりゃあ久々にしっかりと感想を書きたいわさと思い至り、こうしてノートPCのキーボード上に両の五指を走らせているので御座います。すみません、誇張しました。両の三指くらいで御座います。小指ちゃんはノー労働。

この感想駄noteを綴るにあたって、前回の男ブラちゃん単独感想駄noteを遡ってみると、一昨年の12月10日。なるほど、ということは男ブラちゃんはこれから毎年末「水族館」とか「博物館」とかそういう場所を舞台にした素敵単独をやっていくってことなのかしら、なんて想像してワクワク。アカデミックな館で上演される圧巻の男ブラ単独の多幸感。カンカンカン。

意味不明な前置きはさておき拙くとりとめのない感想を。

※これ以降『嗚呼、けろけろ』のネタバレを多々含むかと思います。ネタバレせずに視たいよという方はお先に本編をどうぞ。

2024年1月8日(月祝)正午まで購入可能とのこと。でもついさっき浦井ちゃんが「18時頃お知らせあります!#嗚呼けろけろ」ってポストしていたからひょっとしたら延長先生するんじゃないかなんて思ったり願ったり祈ったり。追記。やっぱ延長になりましたね。1月22日(月)正午まで購入可能やって。よっしゃよっしゃ。


はい、じゃあここからは多少ネタバレ込みのウネモト感想。時系列もへったくれもないから覚悟してかかってきなさい。

まず開演30秒くらい、言い過ぎか、1分くらいかな、とにかく開演してすぐの浦井ちゃんの演技の良さに「え?なんか前より更に演技上手くなってないか?これがドラマとかに出た影響なのか?」と思って感心&ニヤニヤしてしまった。絶対また上手くなりましたよね?平井ちゃんが登場してきて二人で絡んだり、コントっぽいパートの部分になったら、やっぱり薄らと「浦井のりひろ」の地の部分が出てくるんだけれど、冒頭の独り演技パートの所は完全に「学者先生」になっている時間があった。

ニョロちゃん(ニョロリーニ)パペット可愛かった~。ニョロちゃんで喋ってる時の平井ちゃんの左腕後ろに畳んでるのなんか良いですよね。横にプラーンでもいいのに、律儀に後ろに畳んでるの。なんかめっちゃ平井ちゃんっぽかった。終盤の方でニョロちゃんの顔がグニィ~って歪むシーンがあるんだけれど、あれ可愛いんだよなぁ。僕は無類のぬいぐるみ好きで実家にパペット人形ちゃんも何人か居るんだけれど、ついついああいうグニィ~って歪む顔やっちゃうんだよなぁ。感情が出るのってやっぱ可愛い。グニィ~。ちなみに縫い愛が強過ぎて「キメぇ~!」に関しては「ボケでもそんなこと言わないであげてよ(涙)」と思ってしまった厄介縫い狂愛者のウネモトでした。ごめんよ。

今回もお炸裂あそばせして下さった平井ちゃんの女形。乙姫。もう出てくる数10分前から「あ、このあと出てくるんだ…」と期待で心をざわざわさせてくれた。そして出てきた瞬間の「よっ!待ってました!」感。数十年後、男ブラ単独が伝統芸能くらいの地位を獲得したら、女形平井ちゃんが出てきた瞬間に「よっ!平井屋!」みたいな掛け声が飛び交う日も来るんじゃなかろうか。衣装もええなぁ~。僕は縫いぐるみ偏愛者であると同時に女装に熱量あり過ぎ芸人でもあるので、あの衣装は羨ましい。僕らもちゃんとお金かけられる単独出来るようになったらお金かけてしっかり良い御衣装で女装したい。花魁さんの衣装着たいのよ、いつか。花魁さんじゃなくても和装の女装したいのよ、いつか。出来れば40になる前に。お肌とか劣化が加速する前に。

現地でも観たかったな~これは。というのが一番の感想かもなぁ。あの作品を観ながら、博物館の展示も鑑賞しながら、移動して、また鑑賞して。めちゃくちゃ心地良い時間だろうな。コントライブではあるんだけれど、なんか「国立科学博物館を100倍愉しめるツアー」みたいな感じもすっごいしたんだよなぁ。前回の水族館ライブもそうだったんだけど、お客さん入ってライブ感増してよりその色が濃くなっていた気がする。主演は男ブラなんだけど、実は主役は国立科学博物館。そんな感じ。で、現地だとそれが更に感じられたんじゃないかと思う。観に行かれた方羨ましい。そして、あんなのを小学生の頃の社会科見学の授業で体験したかった。絶対博物館好きになるし、お笑いも好きになるし、男ブラも好きになるし。全国の小学校の関係者の皆さん、カリキュラムにどうですか?

イラストとかアニメーションとか音楽とかアートワーク系も全部素敵。何よりアーティストさんが「男性ブランコ」というものをもの凄く理解しているんだろうなっていうのが伝わるのが心地良い。当然男ブラ側がアートワークに寄って行っているというか影響を受けている部分もあると思うし。そうやって混ざり合って馴染んでいっている感じが凄く素敵。

男ブラちゃんが好きなことを好きなチームで思う存分やれている感じが最高に良かった。遂にもうそのステージに行っちゃったんだなぁ。これから更にドンドンドンドン2人の好きに磨きが掛かっていくんだろうな。あんだけテレビにも出て鬼忙しいだろうに此処までのモノを創って見せてくれるんだから、本当に凄い。周りのスタッフさんたちにも恵まれている、いや愛されているんだろうな。

「辰年迎えるから龍の幼体だったのかしらね?辰年先行?ニョロちゃん先行?」とか「『嗚呼、けろけろ』ってどういう意味なのかしら『(新年)あけろあけろ?』」とか「最初にニョロちゃんが鱗粉撒き散らしてたのも『鱗』から『逆鱗』とかで龍の仔ってのを示唆してたの?」とか「一昨年やってた干支絡みタイトルのコントライブと多少繋がりある?タツノオトシGO?」とか何かいろいろと考えたりもしたけれど、男ブラちゃんにLINEして訊くことも出来たけれど、それは僕自身の中にとどめて愉しもうと思う。全部を知っちゃったら終わっちゃうものもあるもんね、学者先生。

ちなみに唯一、浦井ちゃんにLINEで「冒頭の演技上手過ぎない?また上手くなった?」と訊くと「やりやすい役柄やった!」と返事があった。「やりやすい」だけであそこまで出来るの凄いよ。てか「やりやすい」んかい!あの台詞量と抑揚、リズム感。天才やないか!その役をきちんと充ててる平井ちゃんも!

すっごい昔に廃校を舞台にして、お客さんと移動しながら各教室で学生コントとか先生と生徒のコントとかを披露して物語を進めていくっていう単独をやりたいと思ったことのあったウネモトさん。やっぱちゃんと思ったことはこうやって形にして行かなきゃいけないよな、と思った。そういうスタイルのコントライブは男ブラちゃんにお任せして、僕らは僕らの単独のスタイルを創り上げてゆきましょう。とりあえず今んところのジャパ単独の個性は「ネガティヴな感情」と「情報量過多」。どんな単独やねん。誰がついてきてくれんねん。頭痛くなるわ。

こうしてきちんと整理せずに思ったままに書くから、後で「嗚呼!あれ書き忘れた!」ってなるんやで。あ、今回も散り散りに散りばめられた平井言語が悉く好きでした。「ねむ乞い」とかもうそのワードで「これやん!」ってなるもんなぁ。あとやっぱ二人共姿勢が良い。立ち姿綺麗。

次は何館なのかしら?流れ的には美術館?照明とか結構制限ありそうだけれど。図書館もいいなぁ。図書館めっちゃいいなぁ。じゃあ僕は図書館と予想しておきます!割と予想している人多いだろうけど。そんな流れ関係なくゴリゴリのお笑いの箱でもいいんやで。平井ちゃんと浦井ちゃんが居ったら其処は何処でも男性ブランコに成るんだから――。

はい、変な締め方しようとしたウネモト君、80点マイナス。ニョ~。

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