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「読みたいことを書け」するよ。

「本」とはなにか。
「読む」とは何か。
「書く」更に何か。

昨日、編集者今野氏のTwitterを読んでFBでもマークした。

斜陽なんだ。
わたしは読者で【読者は「売れていること」だけで本を見ていない。】のであるその通りなのであり。本の在り方が変わったのは2019年6月12日初版で手にした「読みたいことを、書けばいい。」それからずっと己の内外を見つめ定めて、求め続けて生きていると思う。

本とは、たった1行の文字でも文でも、一冊の存在そのものが、燈になり続けるに足るものである。私にとってはそう。作家や出版社にとっては、次々続出される本を買い読み宣伝し寄り添い続ける読者が理想なのかもしれない。一冊の本を擦り切れてボロになるまで愛で経済を回さない読者(わたし)は、インフルエンサーでもない一個人であり。発信する場に書く意味を問いつつ、現時点の備忘録だという言い訳を残して言いたい書きたい、「読みたいことを、書けばいい。」について。

長いコロナのトンネルを抜けて、一気に加速するイベント業務で5月6月出張三昧だった。大きな区切りと成果を残して帰路、中部セントレア空港TSUTAYAにて「読みたいことを、書けばいい。」に逢う。

ひろのぶと株式会社の、株主をしている。あぁ、見つけましたよとハッシュタグしてTwitterすれば、必ずRTがくる稀有な繋がりを株主や読者や読者でないもの全てに返してくれる田中泰延さんと、ひろのぶとの人たち。そして彼ら彼女は、とても忙しい。躊躇って、写真をタイムラインに仕舞っていた。私が大事だと思ったことは私の中に留めておけばいい。

でも。

昨日、冒頭リンクした編集者今野氏のTwitterを拝読して、巡って届けば良いな、と思っていまこうして書いている。

私は、この本が始まりで、今本来の自分に到達していると心から毎日喜んでいるのである。そういう本に出逢えるから、生きるっていいよねってなる。

読みたいことを、書けばいい。」を読んで、ブログを辞めたままである。閉鎖していたがそれは最近ぬるっと戻した。何も、過去の自分まで否定することはない。書けなくても読めなくて積読増える日々でも、気持ちは変わらないということを、伝えたかった、のです。

 あなたは世界のとこかに、小さな穴を掘るように、小さな旗を立てるように、書けばいい。すると、だれかがいつか、そこを通る。

 書くことは世界を狭くすることだ。しかし、その小さななにかが、あくまで結果として、あなたの世界を広くしてくれる。

「読みたいことを、書けばいい。」ー 224・225p

最後に。
冒頭の編集者今野氏が述べたことを受け止めて、勇気を持って、ひろのぶと株式会社を推すまでに推していた本を推す。
「生きた作家を応援したい、会話したい」の理由でもある。会話したくても、竹田圭吾さんも、奥山貴宏さんも、もうこの世にはない。ヴァニシングポイント、もう、続編は叶わない。奥山氏のブログは静かに残る。

リンクを貼るにあたり古本の値段表記について、ひろのぶと株式会社より出版本「スローシャッター」装幀家の想いや言葉を思い出して、寂しい気持ちまま貼らせていただいた。

要するに、これは恋文みたいなものでしょうか。
ラブレターでしょうか。
ありがとうと言いたい。

この本を排出した作家と編集者、巡って到達したであろう全てを想像して感謝している。生きるは続く。

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