「トーキョー王」バックステージ#6

・なんだか週末にどどっと投稿したりしていますが、「トーキョー王」つづいております。
・いちおう同じ場面を、その場に居合わせた人々の目線から描いているので、あんまり順番どおりにカードがまわってくる印象にするのもなあ、と思って、あえてドバーと一気に流して「何がどういう順番でまわってくるか制御不能」みたいな感じの「Plagノベル体験」にしようとしています。
・とはいえフツーのときもあんまり「順を追って」読まれるようにするのはPlag的ではないので、もしかしたら結局は「週イチで何本かがどっと出てくる」ようにするのかもしれません。

・無敵のクローザーである京都の双子さんが居酒屋で乱暴を働きまして、もしかしたら残虐ぶりが意外だった方がおられるかもしれませんが…特殊能力があっても所詮は一般社会に身をおく常識人であるアキウとちがって、双子ちゃんは生物学的には人間でも本質は半分がた人外みたいなものなので、行動規範や倫理観が常識の埒外にあるということです。
・能力的には、ここのところ出番のないアリスン・エインズバーン(さてどこで何をしているのでしょうね?)も池袋での「狙撃」などでたいしたところを見せていますが、その池袋でディアナたちが襲われたことについて責任を感じる人間性を見せています。貴族的な自尊心が、彼女自身を人間社会の規範につなぎとめているといえるかもしれません。

・本編ではくだくだ書きませんでしたが、サエさんに目を灼かれた狙撃兵は、スリンたちと一緒に公園で待機していた兵士です。
・特科戦のお兄ちゃんがプランBへの移行を宣言したので、不幸なプランA用部隊のバックアップに駆けつけたところ、美女がありえざる方法で同僚を撃退しているところを目撃、同僚の陰になって撃ちづらいサヤではなくサエのほうに狙いを定めたところ、スコープ越しに笑いかけられ…あとは本編のとおりです。残念でした。

・そんなこんなで失敗つづきでスリンに加えられるヤンのお仕置きが今から心配な北の国のみなさん、未だ姿を見せない団地の「王様」、サヤと目が合っちゃったコウにひさしぶりに出番がまわってきたスーなど、このあともいろいろからみ合っていきますので、楽しんでいただければうれしいです。ではまた。

(補遺)
CJとディアナが新宿でゴーゴーカレーを食べるシーンで「焦げたチャウダー」という表現をしましたが、これは昔WIREDのサイトにアップされたクリス・コーラーさんの、日本のカレーライス(というか主にゴーゴーカレー)についての記事にあった表現を使わせていただいたものです。

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