32．都内の観光地で（その１：浅草では浅草寺以外にも行きますが…。)

 フランス人の同僚と浅草に行き、仲見世、浅草寺と一通り巡った後のこと。
 
お土産に緑茶を買いたいと言うので、松屋の向かい側にあるお茶屋さんを覗きに行きました。
当時、何故かフランス本社の連中の間では緑茶がブームで、来日の機会にぜひ本場のお茶を購入したいという事なのでした。
 
海外からのお客さんも多いみたいで、英語でのお茶の入れ方の説明書があり、お茶の種類に関しても色々と親切に教えてもらいました。

玉露（とはどういうものかをボクもその時初めて知りました）を買ってご機嫌のAlain（アラン）さん。
ニコニコしながら、
“Then, I want to buy RAKU, for my wife”
（次は奥さんのお土産に”RAKU”が欲しい）
 
“RAKU”と言われても、こちらは何のことだかわからずにきょとんとしていたら、お店の方が「あー、きっと楽焼のことでしょ。」
 
それはこの辺で手に入るかと尋ねたら、「この辺の瀬戸物屋さんには無いだろうなぁ。」とのこと。

”You should tell me earlier.”
（んな、急に言うから）
“I thought it should be easy to buy RAKU anywhere in Japan.“
（だって日本ならどこにもあると思ったんだもん）
ともめかけた時、

「うちにはあるけど。」
 
あー、それ先に言ってくださいよ。
ということで首尾よく楽焼きまでゲットしてご満悦のアランさんなのでした。

これは神田にある顧客に行った帰りにビジネス成功祈願に神田明神に行った時のAlainさん

 
浅草では大体浅草寺に行く前後で松屋のところの交差点に行き、川向こうの大きなビルを紹介します。
“ What that　? “
（なに、あれ？）
 
“ The building is headquarter of one of largest beer company. … I heard it is symbol of bubble on Beer . But, we call the object as 『Golden SOMETHING 』”
（あれは日本でも最大のビール会社の本社ビルです。で、その上のものはビールの泡のオブジェらしいんですが、みんなあれのことを「金の＊＊＊」と呼んでます）
 
その後大喜びで入れ代わり立ち代わり背景に川向こうのビルを入れた写真を撮りまくったことは申し上げるまでもありません。

オブジェを頭に乗っけた写真にはイタく喜んで頂けました