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#3.5 TheEndpoint_トラックボールユニットビルドガイド

※本キットに付属するトラックボールユニットは片手分です。
以下手順をご参考に取り付け位置を選択することができます。


ビルドガイドで使用している画像は開発中のものも含まれます。また前作TheEndシリーズと同様の部品配置・手順の箇所がいくつかあります。 そのためキット同梱のパーツと色やシルクの表示が若干異なる場合がありますが、組み立てには支障ございません。

The Endpointのトラックボールユニットについて

The EndpointのトラックボールユニットはPMW3360センサーを使用、ベアリング支持型、34mm交換球に対応しております。
JST-SHコネクターと7ピンコンスル―により、基板より着脱可能なモジュール化しております。

尚、設計に関しては、くしま8氏kbjunkey氏がMITライセンスで公開してくださっているBOMやSTLを使用、参考にさせていただき、TheEndpointの仕様に合わせ一部リモデルを加えております。
https://github.com/kushima8/qmk_firmware/tree/reex/keyboards/reex
https://github.com/kushima8/PMW3360
https://github.com/kushima8/PMW3360/blob/main/LICENSE

https://github.com/kbjunky/PMW3360
https://github.com/kbjunky/PMW3360/blob/main/LICENSE   


<組み立ての前に>

キット内容の確認

・センサーブレイクアウトボード・・・1枚
・トラックボールセンサ(PMW3360)・・・1個
・レンズ・・・1個
・トラックボールケース・・・1個
・6ピンSHコネクター・・・2個
・コネクターケーブル・・・1本
・7ピンコンスル―・・・1個
・スペーサー(M2丸_10mm)・・・3本
・スペーサー(M2丸_6mm)・・・3本
・スペーサー(M2丸_3mm)・・・4本
・低頭小ねじ M2_12㎜・・・3本
・トラス小ねじ M2_12㎜・・・2本
・トラス小ねじ M2_6㎜・・・4本
・なべ小ねじ M2_7㎜・・・4本
・トラス小ねじ M2_3㎜・・・4本
・黄銅ワッシャー 0.4mm・・・4個
・ステンレス生地六角M2 ナット・・・8本
・ステンレスナベ小ネジ M3_10mm・・・3個
・ステンレス生地六角M3 ナット・・・3個
・ミニチュアベアリング(3×6×2.5mm)・・・3個

組み立てに必要な工具

・温調機能付きはんだごて(熱に弱いLEDのはんだ付けは温調機能が必須)
・はんだ(0.8mmのプリント基板用)
・はんだ吸い取り線(はんだ付けをミスした場合のリカバリ用)
・ハンダこて台(高温のこてを安全に使用するために必須。小手先クリーナー付きがおすすめ)
・ピンセット(ダイオードなど細かい部品のはんだ付けに必須。逆作用式がおすすめ)
・プラスドライバー
・マスキングテープ(センサーはんだ付け時の仮止め用)
・作業マット(細かな部品の視認性が上がるのと、高温のこてを安全に使用するために必須)

トラックボールユニットの取り付け位置を決める

TheEndpointでは左右それぞれ、親指付近と人差し指付近から1か所ずつ、最大両手で2か所にトラックボールを取り付けることが可能です。
取付位置によって、センサーブレイクアウトボードとトラックボールケースの固定方法(後述)が変わりますので、あらかじめ決めておくと作業しやすくなります。

例は左手基板、右手基板も同様に赤丸(人差し指付近)、
青丸(親指付近)から1か所ずつ選択することが可能です。

<組み立て方>

センサーブレイクアウトボードへのトラックボールセンサー
はんだ付け

センサーブレイクアウトボードにPMW3360をはんだ付けします。
下記画像・手順を参考いただき、取り付け向き、上下に注意して取り付けます。

センサーの刻印(赤丸の箇所)が
センサーブレイクアウトボードの「↑top」の側に来るように
基板に差し込みます
センサーがずれないようにマスキングテープで固定しておくと
はんだづけがしやすくなります
基板を裏返し赤丸の箇所をはんだ付けします
青丸の箇所、7ピンコンスル―はんだ付け不要です

レンズの取り付け

はんだ付けが完了したらセンサーの保護フィルムをはがし、レンズを差し込みます。

レンズを差し込んだ状態
取り付けの向きに注意します
正しい向きであれば、レンズが基板に対して水平となります

 

スペーサー・ベアリングの取り付け

つぎにトラックボールケースにボール脱落防止のスペーサーを取り付けます。取付位置に注意して低頭小ねじ M2_12㎜・・・3本で、スペーサー(M2丸_6mm)にスペーサー(M2丸_10mm)を重ねる形で3か所取り付けます。

赤丸の箇所にスペーサーを取り付けます
低頭小ねじ M2_12㎜を使用し下段6mm、上段10mmの順に
3か所に取り付けます

次にボール支持用のミニアチュアベアリング(3×6×2.5mm)ステンレスナベ小ネジ M3_10mm、ステンレス生地六角M3 ナットを使用して3か所に取り付けます

青丸の箇所に画像のような向きでベアリングを取り付け
ナットで固定します

センサーブレイクアウトボードとトラックボールケースを固定します。
トラックボールケースの山になっている方を基板のtopの方向に合わせます。

ケースと基板の間に黄銅ワッシャー 0.4mmを取り付けます。ワッシャーはセンサーとボールの位置関係を調整し、動作を安定させるためのパーツですので、必ず取り付けるようにします。

基板とケースの固定(取り付け位置によって異なる)

基板とケースの固定方法・使用するネジとナット・スペーサーの組み合わせはトラックボールユニットの取り付け位置(親指付近 左/右 or 人差し指付近 左/右)によって変わりますので、下記画像を参照して固定してください

右手基板親指付近への取り付けの場合
向かって左上をステンレス生地六角M2 ナットで固定
その他の3点はスペーサー(M2丸_3mm)で固定
左手基板親指付近へ取り付けの場合
向かって右上をステンレス生地六角M2 ナットで固定
その他の3点はスペーサー(M2丸_3mm)で固定
右手基板人差し指付近へ取り付けの場合
↑topの刻印を上にします
右側にトラス小ねじ M2_12㎜・・・2本
左側になべ小ねじ M2_7㎜・・・2本

を通しM2ナットで4か所を固定します
左手基板人差し指付近へ取り付けの場合
↑topの刻印を上にします
右側にトラス小ねじ M2_12㎜・・・2本
左側になべ小ねじ M2_7㎜・・・2本
を通しM2ナットで4か所を固定します

以上となります。
組み立てお疲れさまでした!!

本体へのトラックボールユニットの取り付け方法は、TheEndpointのビルドガイド<組み立て編_オプション>をご覧ください。


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