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ルーマニア旅行

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2023年6月から7月にかけて巡ったルーマニア旅行記です。ブカレストをはじめ、ブラショフ、シギショアラ、シビウ、クルジュ・ナポカなどを周りました。
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#ブカレスト

千部屋以上!チャウシェスクがブカレストに建てた巨大な宮殿

ほとんど知識のないまま勢いで訪れたルーマニアのブカレスト。いろいろ観光スポットを調べてみて絶対行きたいと思ったのがルーマニア議会などが入る巨大な議事堂宮殿。ギネス記録にも載っていてとにかくそのスケールが半端ではありません。 この議事堂宮殿ではツアーを行っているので行ってみることにしました。 巨大宮殿建設の背景1977年の大地震で多くの人々が亡くなり、建物が崩壊したブカレストの町。地震後、当時のルーマニアの共産党のトップ、ニコラエ・チャウシェスクが北朝鮮を訪れた際に金日成に

チャウシェスクも住んだブカレストの高級住宅地をのんびりと散策

ブカレストに着いたらこの旅行一番の暑さで35度続きでした。本当はスパに行きたかったのですが、暑すぎて断念。市内北の方に韓国料理を食べに行くことにして、そこから散歩をすることにしました。 旅の最後の方はアジア飯が恋しくなりましたが、スペインより物価の安い東欧でも日本食はどこもスペインかそれ以上のお値段!となると中華や韓国料理がお手頃なので、市の北の方にあるDamiという韓国料理店に行きました。 バンチャン三種。 ブルゴギ。 ヤンニョムチキン。 さすが首都にあるお店だけ

何でも揃うブカレストのオボー市場

大きめの町に旅行するとその町の大きな市場を訪れるようにしています。ルーマニアの首都ブカレストにはオボー市場(Piata Obor)という大きな市場があるので行ってみることにしました。 中心から少し離れたところにあり、トラムを乗り継いで行きました。 幅が随分細いトラム。 ルーマニアはドイツ系Kaufland、フランス系のカルフールなどの大型スーパーやベルギーのDelhaize系列のMaga Imageなどがあり、どちらも品揃えも充実しています。 そんなルーマニアですが期

ブカレスト旧市街の140年以上続く豪華絢爛レストラン

前回はルーマニアの首都ブカレストの旧市街を歩きました。 そのブカレストの旧市街に構える1879年創業のレストランCaru' cu bere。店名は「ビールの荷車」という意味だそう。内装が素晴らしいということで訪れてみることにしました。 建物は美しいネオゴシック建築で、1898年に完成したとのこと。 入り口は花の装飾で一見モダンな雰囲気。 一歩内部に足を踏み入れると外観の明るさとは一転、深緑色の天井で暗い雰囲気です。 立派な入り口。 内部はかなり広いです。 中央奥

ブカレストの旧市街が思いの外キュートだった

ブルガリアから普通列車で到着したルーマニアの首都ブカレスト。 東欧は大好きで何度も旅行していますが、ルーマニアは初めて。ブカレストというとどうしても共産圏時代の大きな建物が並ぶ街という印象がありました。そのため、旧市街があると聞いて正直驚きました。お隣ブルガリアのソフィアも旧市街らしき旧市街がなかったので、あることを想定していませんでした。 カフェやバーが並ぶブカレストの旧市街15世紀から色々な人種の商人で賑わうようになったというブカレストの旧市街。訪れてみると細い道に歴

もうすぐ無くなるブルガリア・ルーマニア間の国境越え

ルーマニアとの国境近くのブルガリアのルセでまったり一泊した後は、ルーマニアのブカレストまでの列車の旅。距離的には80キロ弱と近いのですが、国境審査などのため3時間ほどの旅です。 ブルガリアとルーマニアは2024年の3月31日にシェンゲン協定に正式に加盟することとなるため、両国間の国境審査は無くなります。その前の貴重な陸路での国境越えです。今後便利にはなりますが、国境を超えるドキドキが少なくなってしまうのは淋しい気がします。 ガランとした重厚なルセの鉄道駅 ルセの鉄道駅は市