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世界遺産を歩く!

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NOTEを始めてから訪れた世界遺産の記事をまとめてみました。余裕が出てきたら過去に行った世界遺産もまとめたいと思っています。
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#遺跡

世界遺産、ローマ皇帝も滞在したタラゴナ近郊のヴィラ

世界遺産に登録されているスペイン・タラゴナのローマ遺跡群。タラゴナにイースターの行列を見学に行った時に簡単に紹介しました。 タラゴナ遺跡群は全部で14の遺跡から構成されており、市の中心にあるものが多いですが、市の外れや郊外にもいくつか分散しています。町はずれにある通称「悪魔の橋」と呼ばれる水道橋には前回訪れています。 水道橋に感動したので、他のまだ訪れていない遺跡も見学してみようと、タラゴナからバルセロナ方面に10キロほど行ったところにある地中海沿の町、アルタフヤ(Alt

タラゴナのローマ時代の世界遺産「悪魔の橋」へ

イースターの行列のために訪れたバルセロナから南に100キロほど行ったところにあるタラゴナ。 折角行くからには行列だけでなく他にもと思い、町の外れの世界遺産のローマ時代の遺跡、ラス・ファレラス水道橋に行ってみることにしました。 世界遺産のタラゴナ古代遺跡群タラゴナは、紀元前218年からローマ帝国の支配下となり、イベリア半島で最も古く、かつ最大のローマ帝国の都市だったとされています。 西ゴート族が476年に占領するまでの間、ローマ帝国の重要な拠点として繁栄しました。 ロー

がっかり世界遺産?トルコのパムッカレ〜後半〜

このところがっかり世界遺産と言われるらしいトルコのパムッカレ。前半はその背景やインフレの入場料について書きました。 後半の今回は果たして本当にがっかりか、実際にパムッカレを歩いてみます。 歩行者専用入口からの感動の景色 パムッカレの町からすぐの歩行者用入口から入場しました。すぐ真っ白い石灰のみちになるので、受付で言われた通り靴と靴下を脱いで丘を登っていきます。地図上の赤線がそのルート。 唯一人が入ることのできる石灰棚があるのがこのルートです。 少し行くと温泉が流れてい

世界遺産のポンペイ遺跡はやっぱりすごかった

古代遺跡は有名どころは一応行くようにはしていますが、正直、古代史にはそれほど興味がないため「感動した!」というところは2〜3箇所くらい。柱だけとか土台だけだと、当時のイメージが沸きません。 ただポンペイ遺跡は、是非行くべきと聞いていたので、機会があれば行ってみたいと思っていました。 そして今回やっとその機会が到来しました。 ポンペイ遺跡とは? ポンペイは、紀元79年のヴェスヴィオ火山の噴火によって消滅。消滅当時、65ヘクタールほどの大きさの町で人口は1万1千人ほどだった

古代の高級ビーチリゾート、世界遺産エルコラーノ遺跡

バルセロナからフェリーを乗り継いで到着したナポリ。前回はナポリ旧市街のクリスマス通りについて。 今回はナポリ中央駅直結のガリバルディ駅から電車で20分弱のところにあるエルコラーノ遺跡。 エルコラーノ遺跡とはエルコラーノ遺跡の場所にはかつてヘルクラネウム(Herculaneum )という町があり、ポンペイと同じ紀元79年のヴェスヴィオ火山の噴火によって消滅したそうです。18世紀に発見され、現在ポンペイ遺跡とともに世界遺産に登録されています。 灰で多くのものが燃えたポンペイ