ジブリ映画『思い出のマーニー』感想 ネタバレあり

見てきました。『思い出のマーニー』

割りと、見た人だけに分かるようにしてます。

原書で読んでみたい本に加えようと思います。『思い出のマーニー』とても、響きが良くて、イギリス英語の素晴らしさがよく伝わってきます。タイトルを邦訳した訳者様には敬意を示したいと思います。


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こっから、ネタバレ有りです。


「宮崎アニメの構造」を模倣する試作みたいな感じになっていると思った。

「行ってきて、帰ってくる」構造になっている

七夕祭り(お盆と同じで、霊が帰ってくるとされる)は「ハレの日」。

その日に、ろうそくのあるボートに乗って沼の屋敷に入ってしまう。

ろうそく=魂 → 乗るときに消える が解けてないんですけど、きっとマーニーはすでに死んでいるということなんでしょうね。


「ピクニックでぶどうジュースを飲む」は、全然詳しくないですけど、ジプシー*1に化かされるみたいな暗喩がある。マーニーといるときに現実世界を忘れてしまったり、逆に現実世界にいるときにマーニーのことを忘れてしまうところにもつながっているのかもしれない。


実の親がいるほうが幸福なのか、そうでないほうが幸福なのか。というところで、考えさせられた。私自身も親に対する愛憎を持っているからだ。

「許す」は、「話せば分かり合える」に伏線がつながっていて、最後の太っちょとの会話がそれだと思う。


<了>

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