負け犬の遠吠え 満州事変3 中華民国という名の「まぼろし」
1914年、孫文は袁世凱の軍事力の前に歯が立たず、日本へ亡命しました。
抵抗勢力を蹴散らした「袁世凱」が大統領に就任し、「辛亥革命」は結局「清」の代わりに袁世凱の独裁政権が誕生しただけ、という結果に終わってしまったのです。
袁世凱は「中華民国をまとめ上げるには強権を振るうことが必要」と考えていたようですが、当時の国内世論は「議院内閣制」のような分権制を支持していました。
そして1915年、日本からの「21ヶ条の要求」を受け入れると、この姿勢は「弱腰」と受け止められ、袁世