負け犬の遠吠え 支那事変9 南京への道
前回、「第二次上海事変」が勃発したことによって、日本と国民党の衝突が北支だけでなく上海にまで広がり、全面戦争の様相を呈して「支那事変」へと突入した事までを書きました。
8月13日から始まった国民革命軍(国民党の正規軍)の攻撃に対し、日本政府は8月15日、遂に不拡大方針を撤回し、「支那軍膺懲、南京政府の反省を促す」という声明を発表しました。
この声明によって「上海派遣軍」が結成され、「松井石根(まつい いわね)」大将が指揮を執ることになります。
奇しくも「8月15日」は、