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2019.01.14 きんかんマーマレード

2019年のジャム初めでございます。
おめでとうございます。

縁起物のきんかん。

まぁ、旬で安かったから買ったんだけど。いや、なにより、きんかんマーマレードは美味しい。きんかんは皮ごと生食もできるけど、個人的な見解としては、砂糖で煮たほうが美味しい。甘露煮もあるけど、ジャムのほうが用途の幅がある。

ただ、結構な手間。

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このように半割にして(毎年はじめの1個は軸を通る面で切ってしまい、あれ?ってなる)、これから種をすべて取り除く。小さいし、何しろ数が多い。これを爪楊枝でちまちま取る。いやまぁそういう作業は嫌いじゃないんだけど、でもめんどくさいものはめんどくさい。

レシピ本には種を除いたあとワタと外皮に分けて、前者は粗みじん切り、後者は細切りとある。ただ、これは僕の個人的な趣味で、かわいいからという理由だけで輪切りにする。そして、それがまためんどくさい。柔らかくて小さいきんかんを輪切りにするというのは、注意を怠ると指をやるので、慎重にならざるを得ないのだ。しかも何しろ数が多い。

頑張った自分!

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マーマレードだけど、もともと生食できるような外皮なので、茹でこぼしは不要。この辺はラク。

砂糖は材料の40パーセント。きんかんはジャムの材料としては甘いのでもっと少なくても良さそうだが、水分が少なく水を足すからまぁそんなもんでも甘すぎることはない。ということで今回は650gのきんかんに対して水200mlを添加。

一方で酸味は弱いのでレモン汁を大さじ1。レモン汁は煮る材料によってはレモンの香りが邪魔をするが、きんかんはそれ自体の香りが強くて負けないし、柑橘同士であることもあってか馴染みが良い。

あとは火にかけて煮るだけ。

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素晴らしい香り。

けっこうペクチンで固くなるので、煮詰めすぎないようにする。というか今回やや煮詰めすぎた。少しゆるめの方が輪切りのかわいさが出るのだが、固いと輪が潰れてしまって台無しになる。まぁ味は遜色ないです。

ヨーグルトに乗せてみた。

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ベナール対流の模式図みたいになってしまった。かわいいかわいいと言っておきながらディスプレイのセンスが無さすぎて残念だ。いや、これも、もう少しゆるめで火を止めておけば、円形を保ててもう少しまともな見た目になったんじゃないかなと。

いやしかししつこいようだが味は良い。素晴らしい。やっぱりマーマレードにしたい柑橘No.1はきんかんで間違いない。

ヨーグルトもかなり美味いけど、お湯に溶いて飲むだけでも美味しい。むしろスプーンですくってそのまま舐めたい。コーヒーにも紅茶にも緑茶にも合う。あんことバターと一緒にトーストに乗せる?やっていいことと悪いことがある!

あまり多く市販されないのはたぶん上記のとおりちまちまとめんどくさくて自動化とか難しいからだと思うが、美味しいのでハンドメイド系のジャム屋さんではたいてい作ってる。お値段は高めかもしれないけど絶対美味しいので、見つけたら買ってみてほしい。

あっでもそう考えると(量産の安いジャムは売ってなくて高めのハンドメイド系しか手に入らないのであれば)、きんかんは自分で煮るのが一番安上がりで美味いかも!

というわけでこれを読んでるみなさまにおかれましても、これを機にジャムをはじめていただければ幸甚です。

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