プロローグ

昔観た映画の中で、地球は滅亡の危機に瀕していた。
宇宙の彼方から飛んできた隕石によって。
その世界では掘削のプロが宇宙に赴き、中央に埋め込んだ核兵器によって隕石を砕いた。
起爆のために残った一人の命と引き換えに手にしたハッピーエンド。

しかし現実にそれを実践するのは不可能だ。
現れたそれは手頃なサイズではなく、そもそも現代の技術で飛来物に乗って穴を空けて破壊するなんてことは不可能だった。
つまり、僕達の居るこの世界は…明日終わることが確定した。

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