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GoogleSheetsでGeminiを使おう(初心者向け全行程解説)

ひととおりGemini ProのAPIを使った方々の感想も出揃ってきたところ、Sheetsから簡単にアクセスしたいけどGoogleAppsScriptを書くのめんどくさいな、とお思いの頃合いかと思います。そこで、コピペで使える、Google SheetsからGeminiを呼び出せるGoogle Apps Scriptと実際の使用例を書いておこうと思います。

Google SheetsでGeminiを動かしているところ

まずは、Google Sheetsに新しいファイルを作り、Extensionsから Apps Script を選びましょう。

① プロジェクト名を適当に変更して
② エディターに次のコードをコピペします
※ 今回の記事ではプロジェクト名を「Gemini_test」にしてみました

function gemini(promptText) {
  // APIキーを取得する。
  var apiKey = PropertiesService.getScriptProperties().getProperty('GEMINI_API_KEY');

  // リクエストボディを作成する。
  var requestBody = {
    "contents": [
      {
        "parts": [
          {
            "text": promptText
          }
        ]
      }
    ],
    "generationConfig": {
      "temperature": 0.9,
      "topK": 1,
      "topP": 1,
      "maxOutputTokens": 2048,
      "stopSequences": []
    }
  };

  // リクエストを送信する。
  var response = UrlFetchApp.fetch('https://generativelanguage.googleapis.com/v1beta/models/gemini-pro:generateContent?key=' + apiKey, {
    method: 'post',
    contentType: 'application/json',
    payload: JSON.stringify(requestBody)
  });

  // レスポンスをパースする。
  var responseJson = JSON.parse(response.getContentText());

  // 生成されたテキストを返す。
  return responseJson.candidates[0].content.parts[0].text;
}
  • ペーストしたら保存を押します

  • 次は、Project Settingsに移動します

  • Add script property を選択します

GEMINI_API_KEY

を追加して、保存します。

API Keyはここから取得できます

  • エディタに戻りましょう

  • Run で実行しましょう

  • アクセス権限くださいと言われるので、Review permissions を押して内容を確認します

  • ウィンドウが開いて、こんな表示になるので、ログインしているGoogleアカウントを選択します

  • なんかこわいことを言われますが、気にせず Advanced を選択します

  • Go to Gemini_test(さっき設定したプロジェクト名が表示されます)を押します

  • 外部サービスへの接続を許可してねと表示されるので、Allow を押して許可します

  • するとウィンドウが閉じて、エディタに戻ります。実行ログの欄に何やら赤くエラーがでていますが、この時点でエラーコード400なら成功です。

  • まだ Gemini にテキストプロンプトを渡していないので、今エラーが出るのは正しい挙動なので安心してください。

じゃあいよいよ Google Sheets から Gemini を呼び出します

  • B2 セルに、「こんにちは」と入力

  • C2 セルに、「=gemini(B2)」と入力してリターンキー

  • 何秒か待つと、Gemini からの返答が表示されます

お疲れさまでした!色々試して便利な使い方を模索してみましょう〜!

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