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綿津見
2020年7月10日 18:45
57577。2013-2020年の短歌より。何度でも言うよあなたが呆れても下手な鉄砲数撃ちゃ(当たれ、)学生よ誇らかにあれ制服は初期装備かつ最強装備絨毯も家具の一つもない新居 フローリングでミルクパズルを持ち物は携帯ひとつ 行き先は無人島ではないから平気降り注ぐ星の欠片を一身に浴びてこのまま溶けてもいいな手を引いて煌めく夜の波を縫う 小柄な君とはぐれぬように群青と星で
2020年7月5日 18:46
2020年4月 - 6月の短歌、27首。---------------------春風にもう黙してはいられない花びらを手に握り込んでいるアンダンテでゆく金曜日 電車だってひとつ見送るくらいの気持ち気まぐれに購っただけの一輪の水を毎日換える横顔軽くなったペットボトルを飲み干して思いあまってぐしゃりと潰すあのひとに会いに行かなきゃいけなくて毒を呑んでる暇とかないの今しがた気づいたよ