見出し画像

利他学、コスモゾーンとナウシカの言葉

休日の昼下がり、Facebookのタイムラインに気になる動画がシェアされていた。利他学・・・?

「WIRED UNIVERSITY:FUTURES LITERACY学部」 #1 伊藤亜紗(利他学)

 「基本的に自分が得意じゃないことを研究するのが研究者」と導入する東工大の伊藤先生。
 利他とは、付き合わされてると相手に思われる類の善意の押し付けを言うのではなく、それぞれの個というレベルと人類、環境、地球、宗教など超越的なものとをどう繋ぐか。すごく引き込まれました。
 昆虫になりたいくらい昆虫が大好きで、大学2年までは生物学者になるつもりだった伊藤先生は続けます。生物は膜(境界)でできてる、だけど膜はダダ漏れで生物が行き来してる、境界が境界でなくなるのが生物学、いい利他が起こっているときは、自分と相手の境界が書き換わっている。信頼と安心は真逆なのだと。伴走の話も、とてもわかりやすかった。

画像1

 私の心の拠り所は、『火の鳥 未来編』と『風の谷のナウシカ』なんですが、すごく強くリンクするんですよね、この話。火の鳥未来編で出てくる「コスモゾーン」は、素粒子から惑星までが入り込んで生きてる生命を超越したエネルギーだし、風の谷のナウシカでナウシカは、「私達の生命は風や音のようなもの・・・生まれ、ひびきあい、消えていく」と。これ、利他学で繋がるのでは!授業聴講しに東工大に忍び込みたい。そういえば、大学で好きな授業は芸術と地球圏科学概論だった。

とりえず、WIREDの最新号をYoutube公開のお礼に買いました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?