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アーカイブ/2022年10月号

ペットがいても大丈夫!自分でできるノンケミリフォーム

住み慣れた我が家でも、ある日ふと「臭いが気になる」ことに気づくことがあります。料理のにおい、ペットのにおい、以前使っていた柔軟剤のにおい、など。

でも、住みながらリフォームするのは大変です。壁紙を貼り替えたり塗り直すとしたら、接着剤や塗料の臭いもきついです。人間にも辛いものですからペットにはなおさら…

でも、ペットがいても/住みながら/壁紙の上からでも、すぐできるリフォームがあるんです☆彡

漆喰は海からの贈り物

漆喰の主成分は、珊瑚由来の消石灰や、のり(海藻)などです。塗る時は海っぽい匂いがかなりしますが、乾けば無臭になりますからご安心を♪日本では1300年以上前から築城に使われてきた、伝統的で安全・安心な壁材なのです。

F☆☆☆☆も揮発はする

F☆☆☆☆(フォースター)とは、シックハウス対策で定められた基準です。建材や塗料、接着剤等から揮発するホルムアルデヒドが発散する速度に応じ、星1つ~4つまでの等級が与えられています。星4つが最も安全なのですが、では無臭かといえば決してそうではありません。

編集長の家ではシックハウス対策でF☆☆☆☆の家具を買いましたが、購入から1年以上経った今も内側に独特の揮発臭があります。なので、なるべく犬たちが近づかず、嗅がないように気を付けています。

先に解説/準備と注意事項

漆喰は現時点で「これ以上ないくらい推せる」壁材です。だからこそ「いいのか!じゃあすぐ塗ろう」と思って下さる方も、きっといると思うのです。なので先に「これだけは準備してほしいもの」と「これだけは守ってね」の注意事項をまとめておきますね。

◆用意してほしいもの

①バケツ2個(100均のもので充分)
②ビニール袋(バケツに合うサイズ)
③ぞうきん(複数の色の漆喰を塗る場合は、色の数だけ準備します)
④猫砂(パルプ製で無香料のもの)
⑤養生テープ
⑥ペットシーツまたはレジャーシート+新聞紙
⑦ゴーグル(漆喰と同じお店で買うことができます)
⑧コテ(漆喰と同じお店で買うことができます)
⑨養生用のビニールなど(適宜)
⑩室内用のほうきとちりとり(100均)

バケツ①は水を入れ、漆喰のついたコテや手を洗います。

バケツ②にはビニールを仕込んでその中に猫砂を入れ、バケツ①の排水を入れて固め、燃えないゴミに出します。

◆注意事項

※漆喰のついたものはすべて不燃ゴミに出します。
※漆喰を洗ったバケツの水は絶対に排水管に流さず、猫砂で固めて不燃ごみに出して下さい。排水管が詰まって取り返しがつかなくなります!
※塗る際には必ず「ゴーグル」をしましょう。漆喰は強アルカリ性で、目に入ると失明するおそれがあります。
※塗っている最中のお部屋には、ペットを入れないように管理しましょう(漆喰がペットの目に入るのを防ぐためです)

※一部で「手で漆喰を塗っている」人がいるそうですが、広範囲を塗る場合は手荒れの心配もあります。大まかなところはコテで、細かい仕上げは指やてのひらで、ならOKと思います。記念の手形や足形などをつけるくらいなら全然問題ありません!

◆良質な漆喰を選ぼう

ものによっては接着剤が入っていることもあり、全てが安全ではありません。編集長御用達は「ロハスウォール」様の漆喰です。オンライン相談や塗り方のご指導も受けられます。大変ではありますが、やってみると案外楽しいものですよ♪



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