MONPE 遠州 コーデュロイ / 滑らかな手触りと光沢

※この記事は『10月のうなプロ週間』に付随した特集記事で、メールマガジンでリリースした内容をアーカイブしています。
メールマガジンの新規登録はこちら。

滑らかな手触り＋ストレッチ性

静岡県遠州地域の織元「カネタ織物」 とのコラボもんぺ「MONPE 遠州 コーデュロイストレッチ」。

コーデュロイは、縦方向に畝（うね）があり、独特の毛羽立ちと光沢のある質感が特徴。

今回のコラボMONPEでは、ストレッチ糸を混合し、伸縮性も兼ね備えています。また、通常の糸と比べて毛羽が少ない糸をパイル部分に使用しているため、横方向に折れやすくなり、柔らかな着心地のコーデュロイ生地になりました。表面の滑らかな手触りも心地よいです。

MONPE 遠州 コーデュロイストレッチの商品一覧はこちら

「コーデュロイはどんな生地？」詳しくはこちら

綿織物が盛んな「静岡・遠州」
コーデュロイの国内シェア95%以上

静岡県西部の遠州地域では、県内を流れる天竜川の豊かな水や、温暖な気候により、古くから綿栽培が盛んで、綿織物も発展を遂げてきました。

中でも、天竜川の東側地域(磐田市・掛川市など)では、厚手の織物が発展し、現在では国内唯一のコーデュロイの産地として95%以上のシェアを誇ります。

コーデュロイ産地の成り立ち "土地と人” コラムを読む

【こばなし】
王様、労働者、ロックバンド
時代も文化も飛び超える「コーデュロイ」

「コーデュロイ」という織物の起源は、紀元前200年の古代エジプトに遡るほどに古く、その名前の由来については諸説あり、実際のところは明らかになっていないようです。

コーデュロイの名前の由来と言われる説の一つに、17世紀のフランス王「ルイ14世」説があります。献上されたコーデュロイの素材感をルイ14世が気に入り、宮廷の庭師の制服として採用したことから、「Corde du Roi （ルイ王の畝（うね））」と呼ばれるようになったという話です。名前の由来としては一説に過ぎませんが、それだけ当時の上流階級の中で、コーデュロイは馴染みのある素材だったのではと想像します。

その後コーデュロイはイギリスに伝わり、18世紀後半の産業革命によって大量生産されるようになります。耐摩耗性があることから、労働者が身を包むワークウェアとして根づいていきます。産業革命を経て生まれた階級社会において、コーデュロイが労働着として着古されていくその様子から、「貧乏人のためのベルベット」と揶揄されたこともあったそうです。

それからコーデュロイの生産は一時衰退しますが、1960年代のカウンターカルチャーの誕生とともに復活をとげます。
ビートルズなどにより1970年代には人気がピークに達し、反体制の象徴として着用されました。また、同時期のアメリカでは、ハーバード大学やペンシルベニア大学などの「アイビーリーグ」の学生や、カリフォルニアのサーファー達にも親しまれてきました。

ほかにも、ボブ・ディラン、パブロ・ピカソ、ウディ・アレン、ウェス・アンダーソンなど、その後の大衆文化に大きな影響を与える著名人にも愛用され、コーデュロイの存在は広く知られるようになりました。

王様、労働者、ビートルズ、アイビー、サファー、、、
コーデュロイは「時代」も「地位」も「グループ」も飛び超えて、様々な文化のファッション・アイコンとして脈略とつながり続けてきたようです。

---

RECOMMEND ITEMS / おすすめ関連商品

秋冬のおすすめ、UNA PRODUCTS

[1] MONPE 遠州 コーデュロイストレッチ Ver.3

国内シェアNo.1のコーデュロイ産地、静岡・遠州
柔らかく、滑らかな手触り
15,400円（税込）
ご購入はこちら

[2] MONPE 遠州 綿麻バフ

高密度な織物が得意な産地、遠州
しっかりとした風合いと経年変化
16,500円（税込）
ご購入はこちら

[3] HAORI

羽織の型を現代風に再編集
さっと羽織ってお出かけに
24,200円（税込）〜
ご購入はこちら

[4] nagomi HANTEN

かるくて、あったか「はんてん」
選んで楽しい18色
19,800円（税込）
ご購入はこちら

[5] もんぺした

冬も楽しむMONPEのお供
はらまき、へやばき、したばきに
7,920円（税込）〜
ご購入はこちら

[6] 久留米絣のためのくくり糸帽子

久留米絣の柄を生み出すのに欠かせない
「くくり糸」を使ったニット帽
5,500円（税込）〜
ご購入はこちら