【シノビガミ】生徒会選挙【シナリオ】 ハンドアウト

はじめに

 本記事はシノビガミの自作シナリオ『生徒会選挙』のハンドアウト部分を掲載したページです。シナリオ&レギュレーションについては以下の記事を参照してください。

ハンドアウトについて

 ハンドアウトは大きく分けて4種類存在します。「生徒会長候補者たちの情報」、「選挙活動を有利にする情報」、「六道の書の謎に関する情報」、「六道の書の欠片」です。

ハンドアウトの概要(GM用)
※GM用のサマリなのでPLには見せないでください。セッション開始時点で「ナサリー・学窓・武志」、「生徒会長天狗」、「六道の書の欠片」の存在は明らかになっていないからです。

<生徒会長候補者たちの情報>
 以下のハンドアウトが該当します。調べると敵味方を判断するのに必要な情報が得られます。
・PC1〜PC8
・早乙女剣
・ナサリー・学窓・武志

<選挙活動を有利にする情報>
 以下のハンドアウトが該当します。調べると選挙活動を有利にする情報が得られます。
・六道祭
・投票日
・選挙管理委員会
・御斎学園の生徒たち1
・御斎学園の生徒たち2
・御斎学園の生徒たち3

<六道の書の謎に関する情報>
 以下のハンドアウトが該当します。調べると六道の書の在り処や六道の書の真実に関する情報が得られます。
・六角・アーサー・正重
・私立御斎学園付属図書館
・六道の書1
・六道の書2
・生徒会長天狗

<六道の書の欠片>
 以下のプライズのハンドアウトが該当します。【秘密】を調べることはできませんが、プライズの所持者は【秘密】を獲得できます。
・六道の書の欠片(天道)
・六道の書の欠片(人間道)
・六道の書の欠片(修羅道)
・六道の書の欠片(畜生道)
・六道の書の欠片(餓鬼道)
・六道の書の欠片(地獄道)
ハンドアウトの概要(PL用)
※PL用のサマリです。導入フェイズが終わったらコピペしてPLに公開してください。

<生徒会長候補者たちの情報>
 以下のハンドアウトが該当します。調べると敵味方を判断するのに必要な情報が得られます。
・PC1〜PC8
・早乙女剣

<選挙活動を有利にする情報>
 以下のハンドアウトが該当します。調べると選挙活動を有利にする情報が得られます。
・六道祭
・投票日
・選挙管理委員会
・御斎学園の生徒たち1
・御斎学園の生徒たち2
・御斎学園の生徒たち3

<六道の書の謎に関する情報>
 以下のハンドアウトが該当します。調べると六道の書の在り処や六道の書の真実に関する情報が得られます。
・六角・アーサー・正重
・私立御斎学園付属図書館
・六道の書1
・六道の書2

 ハンドアウトが多すぎることを心配に思うPLがいると思うので、以下の説明をしてあげてください。
・ハンドアウトの数が異常に多いですが、特定の【秘密】を知らないことによる「詰み」は発生しません。
・殆どのハンドアウトは【使命】が【秘密】のヒントになっています。
・いくつかのハンドアウトは拡散情報です。

<生徒会長候補者たちの情報>

PC1

【使命】
必須流派:私立御斎学園(下位流派含む)
 あなたは私立御斎学園に通う生徒である。あなたの【使命】は六道祭を制し、生徒会長になることである。導入フェイズまでに公約を考えておくこと。

【秘密】
 あなたは委員会にも部活にも所属せず能力を持て余していたところ、学園長の六角から「六道の書の欠片」の収集という密命を受けた。
 あなたの【本当の使命】は、「六道の書の欠片」をできるだけ多く集めることである。集めた数と同じだけ使命達成の功績点を得る。
 なお、学園長からは「折角だから君も生徒会長を目指すと良い。君はそれだけの実力と人望を持っているはずだよ」と言われている。

PC2

【使命】
 あなたは私立御斎学園に通う生徒である。あなたの【使命】は六道祭を制し、生徒会長になることである。導入フェイズまでに公約を考えておくこと。

【秘密】
 実はあなたは風紀委員長である。あなたは風紀委員としての立場から御斎学園の治安を維持することに心血を注いでいるため、自身が生徒会長になるつもりはない。だが、おかしな奴が生徒会長になって学園が混沌に陥るのは困る。
 あなたの【本当の使命】は、生徒会長に相応しいと思うキャラクターを生徒会長にさせることである。どのキャラクターが生徒会長に相応しいかは、クライマックスフェイズの開始時に宣言しなければならない。
 生徒会長に相応しいと思うキャラクターがいない場合は、【本当の使命】を自分自身が生徒会長になることに変更して良い。変更すると、変更前と変更後の【本当の使命】は全体公開される。変更後は元の【本当の使命】に戻せない。
 なお、自身が風紀委員長であることは自ら公開しても良い。

PC3

【使命】
 あなたは私立御斎学園に通う生徒である。あなたの【使命】は六道祭を制し、生徒会長になることである。導入フェイズまでに公約を考えておくこと。

【秘密】
 実はあなたは図書委員長である。図書委員会では書物型の様々なアーティファクトを私立御斎学園付属図書館の書庫に封印している。
 あなたは六角学園長から直々に図書委員長に任命され、「六道の書の欠片」を収集して図書館に封印する忍務を受けた。あなたの【本当の使命】は、「六道の書の欠片」をできるだけ多く集めることである。集めた数と同じだけ使命達成の功績点を得る。
 なお、自身が図書委員長であることは自ら公開しても良い。

PC4

【使命】
 あなたは私立御斎学園に通う生徒である。あなたの【使命】は六道祭を制し、生徒会長になることである。導入フェイズまでに公約を考えておくこと。

【秘密】
 実はあなたは私立御斎学園の裏番長であり、影から学園を守ってきた。あなたは昨今の生徒会乱立による学園内の混乱状態を憂いており、生徒会そのものを一度滅ぼそうと考えている。あなたの【本当の使命】は、誰も生徒会長にさせないことである。
 しかしながら、万が一素晴らしい生徒が存在する場合は、彼(彼女)を生徒会長にすることを【本当の使命】に変更して良い。どのキャラクターを生徒会長にするのか明言すること。変更すると、変更前と変更後の【本当の使命】は全体公開される。変更後は元の【本当の使命】に戻せない。 
 なお、自身が裏番長であることは自ら公開しても良い。

PC5

【使命】
 あなたは私立御斎学園に通う生徒である。あなたの【使命】は六道祭を制し、生徒会長になることである。導入フェイズまでに公約を考えておくこと。

【秘密】
 実はあなたは美化委員長である。生徒会同士の血なまぐさい抗争の後始末をしているのは何を隠そう美化委員である。忍法の痕跡、ぶちまけられた臓物、空間に残った歪み、等々を一般生徒から秘匿することがどれだけ大変なことか、生徒会役員どもは何一つ理解していない。
 あなたの【本当の使命】はクライマックスフェイズの戦闘に最後まで生き残ることである。何故なら、生き残らなければ授業開始前に六道祭の後片付けを行うことができないからである。
 なお、自身が美化委員長であることは自ら公開しても良い。

PC6

【使命】
 あなたは私立御斎学園に通う生徒である。あなたの【使命】は六道祭を制し、生徒会長になることである。導入フェイズまでに公約を考えておくこと。

【秘密】
 実はあなたは後夜祭実行委員長である。後夜祭実行委員会は祭の後のエモさを最大限に引き立てることに命を賭けており、「祭」と名の付く学校行事の最終日の夜に後夜祭を開催している。今年度は六道祭が一般生徒に対しても公開されたため、六道祭の後夜祭を開催する運びになった。後夜祭の出し物は事前に誰にも知られてはならない。生徒会長候補レベルの忍者ともなると、非常に目敏いので出し物を見抜いてくる。だから候補者を全員気絶させて、その隙に後夜祭の準備をしないといけないのだ。
 あなたの【本当の使命】はクライマックスフェイズの戦闘で自分だけ生き残ることである。
 なお、自身が後夜祭実行委員長であることは自ら公開しても良い。

PC7

【使命】
 あなたは私立御斎学園に通う生徒である。あなたの【使命】は六道祭を制し、生徒会長になることである。導入フェイズまでに公約を考えておくこと。

【秘密】
 あなたは同好会連合の連合長である。同好会連合とは、人数が少なく部活として認められていない弱小同好会(落語研究会、ボードゲーム同好会、かるた同好会、等々)が非公式に結成した組織である。同好会連合は活動予算を巡って、生徒会に楯突いたり、野球部や吹奏楽部などの強大な部活と鎬を削ったりしている。
 あなたの【本当の使命】は、「同好会への割当予算増額」および「同好会の部活への格上げ」を実現することである。その為には自分が生徒会長になるのが手っ取り早いが、他のキャラクターが生徒会長になって実現してくれるのならそれでも良い。
 なお、自身が同好会連合の連合長であることは自ら公開しても良い。

PC8

【使命】
 あなたは私立御斎学園に通う生徒である。あなたの【使命】は六道祭を制し、生徒会長になることである。導入フェイズまでに公約を考えておくこと。

【秘密】
 あなたは学園の七不思議の一つである。妖怪か、不法侵入者か、実体の存在しない噂話か……真相はあなたしか知らない。

以降の内容はクライマックスフェイズが終わるまで絶対に公開されない。回想シーンでさえ公開されない。
 あなたの【本当の使命】は、六道祭をめちゃくちゃにかき乱すことである。クライマックスフェイズ終了後に【本当の使命】を公開し、セッションの参加者&見学者全員に「六道祭をめちゃくちゃにかき乱せていたかどうか」を訊く。過半数から肯定的な回答を得られれば、【使命】達成となる。
 六道祭をめちゃくちゃにかき乱すために、あなたは以下の能力を持つ。
・全てのハンドアウトの【秘密】を全て閲覧できる。読みたい【秘密】があったら都度GMに要求すること。(入手扱いではない)
・1サイクルに1回、自分で考えたホラー演出を好きなタイミングでGMに実行してもらえる。
・気味の悪いハンドアウトを1つ作成し、好きなタイミングでGMに公開してもらえる。
・妖魔忍法を1つ追加で修得できる。修得した妖魔忍法はGMに伝えること。

早乙女剣

【使命】
 御伽学園の治安を守るため、二期続けて生徒会長に就任することが【使命】である。
 生徒のために裏で何かと戦っているようだ。

【秘密】
拡散情報
キャラクターシート
 実は御斎学園の理事会と水面下で戦っている。生徒の自主性を尊重する学園長の方針をよく思わない理事会の一部勢力が、生徒会長候補者全員を葬り、代わりに理事会の傀儡の生徒会長を擁立しようとしているのだ。
 この【秘密】が公開されると、「ナサリー・学窓・武志」のハンドアウトが公開される。
 それはそれとして、早乙女剣は「六道の書の欠片(修羅道)」を所持している。

ナサリー・学窓・武志

【使命】
 早乙女剣の【秘密】が公開されると、このハンドアウトが公開される。
 理事会の傀儡として学園の全生徒を支配下に置くことが【使命】である。その為に生徒会選挙に出馬している。このハンドアウトの公開と同時に、全キャラクターは武志の【居所】を獲得する。

【秘密】
拡散情報
キャラクターシート
 実は理事会が斜歯忍軍に作らせたロボ忍者である。AIは未完成で人格がおぼつかない。理事会の命令を忠実に遂行する。理事会から渡された「六道の書の欠片(畜生道)」を所持している。
 最近同型AIがバグったばかりであるが、理事会は与り知らない。斜歯忍軍は武志に仕込んだバックドアを通していつでも武志の制御権を奪えるが、理事会は与り知らない。

<選挙活動を有利にする情報>

六道祭

【使命】
 最強の忍者生徒を決定するための祭。詳細は基本ルールブック215ページを参照すること。一般の生徒には秘匿されているはずだが、今年は大っぴらになっているようだ……。
 一般生徒に対しては、六道祭は生徒会役員選挙の選挙活動期間及び投票日であると説明されている。六道祭の期間中、校則及び公序良俗に反しない限りどんな選挙活動をしても良い。生徒は一人一票持ち、最も生徒会長に相応しいと思う生徒に投票する。

【秘密】
 生徒会役員は選挙だけでは決定しない。例年通りの六道祭も裏で行われる。投票日当日の0時から3時までの間に最強の忍者生徒を決定するためのバトルロイヤル形式の戦闘が行われる。これがクライマックスフェイズの戦闘である。この戦闘の勝者は、50AP獲得する。
 クライマックスフェイズの戦闘はPCやNPC以外の有象無象の忍者生徒たちも参加する大乱戦なので、戦場が「雑踏」→「悪天候」→「極地」と移り変わっていくことが予想される。

投票日

【使命】
 1週間後が投票日である。

【秘密】
 期日前投票制度は無い。投票日に登校できなかった者は投票ができない。この【秘密】を知っているキャラクターは「闇討ち判定」が可能になる。
・ドラマシーンのシーンプレイヤーは「闇討ち判定」によって対立候補の支持者を病院送りにし、投票できなくさせられる。
・「闇討ち判定」は補助判定であり、好きな特技で判定できる。
・「闇討ち判定」では、候補者を1人選択した上で判定を行う。成功すると、その候補者のAPを減少させられる。失敗すると自身のAPが減少する。
・一つのシーンでは、「闇討ち判定」と「選挙活動判定」のどちらか一方しか行えない。
・「闇討ち判定」を行う際は、GMにこっそり伝えること。何をしているのか他のPLに伝える必要はない。

選挙管理委員会

【使命】
 公正な選挙を行うことが選挙管理委員会の【使命】である。なんでもありの六道祭とは言え、最低限のルールは守らせる。

【秘密】
 選挙管理韻会の構成員は全員が忍者または忍者を知る者である。忍者の選挙ともなれば血生臭くなることは承知しているが一般生徒に害が及ぶとなれば話は別である。そういう訳で以下のエニグマが存在する。この【秘密】を知っているキャラクターはこのエニグマの解除を試みることができる。

エニグマ
戦力名:選挙管理委員会
解除:補助判定《地の利》
効果:「闇討ち判定」を行ったキャラクターは接近戦ダメージを1点受ける。判定の成否は問わない。

御斎学園の生徒たち1

【使命】
 十分な情報収集と理性的な判断に基づき、次代の生徒会を率いる生徒会長を選ぶことが生徒の【使命】である。
 生徒たちは生徒会長の候補者たちに期待や羨望の眼差しを向けている。候補者は生徒たちの手本となるような行動をしなければならない。

【秘密】
 殆どの忍者生徒は忘れがちだが、私立御斎学園の生徒の大半は一般人である。一般人の目の前で忍法を使ったらどうなるかおわかりだろう。現実を受け止めきれず卒倒する者、何かに気付き発狂する者、怖くなって帰ってパラッパラッパーをする者……。そういう訳で以下のエニグマが存在する。この【秘密】を知っているキャラクターはこのエニグマの解除を試みることができる。

エニグマ
戦力名:一般生徒
解除:補助判定《隠蔽術》
効果:メインフェイズ中は、攻撃忍法、サポート忍法、奥義を使用する度にAPが減少する。判定の成否は問わない。

御斎学園の生徒たち2

【使命】
 文武に励み、良き友人を得、代え難い青春を謳歌することが生徒の【使命】である。
 課題に部活に委員会……六道祭の期間中といえども選挙にだけ注力する訳にもいかない。青春は忙しいのだ。

【秘密】
 実はセッション開始時点でいずれの候補者の支持者でもない生徒が多数存在する。その人数はポイント換算で200AP! この【秘密】を知っているキャラクターは「浮動票狙いの選挙活動」を行うことができる。選挙活動判定を行う前にGMに対してこっそり「浮動票狙いの選挙活動」の旨を伝えると、選挙活動判定で獲得できるAPが3倍になる。
 なお、投票日まで誰の支持者にもならなかった浮動票は、全候補者に対して均等に割り振られる。割り切れない余りは切り捨て。

御斎学園の生徒たち3

【使命】
 怪談、色恋、スキャンダル。噂は学生の大好物だ。胡乱でインモラルな裏情報を収集して全てを知ったつもりになることが生徒の【使命】である。
 生徒のこういった要望を満たすための裏コミュニティがインターネット上に存在するらしい。

【秘密】
 あなたは御斎学園の学生裏コミュニティを見つけ、パスワードを破って侵入した。忍者であるあなたにとっては赤子の手を捻るようなものであったことであろう。
 裏コミュニティには生徒会選挙の候補者の根も葉もなさそうでちょっとあるけどやっぱりない噂が大量に書き込まれている。これは対立候補への良い攻撃材料となりそうだ。
 この【秘密】を知っているキャラクターは、「ネガキャン判定」が可能になる。
・ドラマシーンのシーンプレイヤーは「ネガキャン判定」によって対立候補の支持者を自分の支持者にできる。
・「ネガキャン判定」は補助判定であり、好きな特技で判定できる。
・「ネガキャン判定」では、候補者を1人選択した上で判定を行う。成功すると、その候補者のAPが減少し、自身のAPが増加する。失敗すると逆のことが起きる。
・一つのシーンでは、「ネガキャン判定」と「選挙活動判定」のどちらか一方しか行えない。
・「ネガキャン判定」を行う際は、GMにこっそり伝えること。何をしているのか他のPLに伝える必要はない。

<六道の書の謎に関する情報>

六角・アーサー・正重

【使命】
 言わずと知れた私立御斎学園の学園長である。基本ルールブック223ページを参照。六道祭を優しく見守っている。
 学園長室には学園に古くから伝わる書物が何冊か収められている。学園長が認められれば、借りることができるらしい。

【秘密】
拡散情報
 実は六道祭に選挙制を導入した張本人である。生徒会長には忍者としての能力の高さも必要だが、人望も無ければ務まらない。力だけでは人は付いて来ないのだ(鞍馬神流頭領の柳生三厳という反例から目を逸らしながら)。

 「六道の書の欠片」をとある生徒に集めさせているが、その真の目的は「六道の書の欠片」を集めることではなく、その「とある生徒」に生徒会長を目指させることである。ただ、あくまで「とある生徒」に生徒会長を目指すきっかけを与えただけであり、公正のため選挙活動は一切支援しない。

 【本当の使命】が「「六道の書の欠片」をできるだけ多く集めること」であるPCは、六角の【秘密】を獲得した場合、任意のタイミングで【本当の使命】を「生徒会長になること」に変更して良い。変更した場合、変更前と変更後の【本当の使命】は全体公開される。変更後は元の【本当の使命】に戻せない。

 六角は「六道の書の欠片(人間道)」を所持している。この【秘密】を情報判定で獲得したキャラクターは、「六道の書の欠片(人間道)」を入手できる。

私立御斎学園付属図書館

【使命】
 日本有数の蔵書数を誇る図書館。利用者登録さえすれば学園外の者でも利用可能である。書庫には重要な書物が収められている。

【秘密】
拡散情報

 書庫には「六道の書の欠片(地獄道)」が収められている。この【秘密】を情報判定で獲得したキャラクターは「六道の書の欠片(地獄道)」を入手できる。

六道の書1

【使命】
 基本ルールブック215ページを参照。「六道の書の欠片」が全国各地に散らばっているとされる。探索の過程で「六道の書」のルーツがわかるかも知れない。

【秘密】
拡散情報

 「六道の書」はその名の通り輪廻について説かれた仏教書であるが、その正体は慢心の果てに解脱に失敗して天狗道に堕ちた僧侶(以降、天狗と称す)を封印していたアーティファクトである。
 出自は不明だが御斎学園には黎明期から蔵書されていた。天狗が封印されているだけあり、自信過剰な者を寄せ付け堕落させ取り込んでしまう能力を持つ。学生というのは慢心しがちな生き物であるため、六道の書と御斎学園の相性は最悪だが、歴代の学園長は教育目的であえて生徒会に管理を任せていた。
 この【秘密】を情報判定によって獲得したキャラクターは、「六道の書の欠片(餓鬼道)」を獲得する。

六道の書2

【使命】
 基本ルールブック215ページを参照。「六道の書の欠片」が全国各地に散らばっているとされる。探索の過程で「六道の書」が散り散りになった事件の真相がわかるかも知れない。

【秘密】
拡散情報

 23年前、自身の力を過信した当時の生徒会長が、取り込まれた生徒を救出するために六道の書の破壊を試みた。しかし失敗し、生徒会長は六道の書に取り込まれ妖魔と化した。駆けつけた御斎学園の教職員が生徒会長を打ちのめしたが、生徒会長は六道の書ごと6つに分裂し日本中に飛び散った。
 この【秘密】を情報判定によって獲得したキャラクターは、「六道の書の欠片(天道)」を獲得する。

生徒会長天狗

【使命】
 「六道の書1」および「六道の書2」の【秘密】が公開されると、このハンドアウトが公開される。
 輪廻に帰還し生徒会長に返り咲いて解脱することが生徒会長天狗の【使命】である。
 生徒会長天狗の復活条件は秘匿されている。調べる必要があるようだ。

【秘密】
拡散情報
キャラクターシート
 クライマックスフェイズに全ての「六道の書の欠片」が揃っている(同じキャラクターが全て所持している必要はない)場合、「六道の書の欠片」が消滅し代わりに「生徒会長天狗」が復活する。生徒会長天狗を倒すと、全員追加で2点の功績点を得る。

<六道の書の欠片>

六道の書の欠片(天道)

【概要】
 ばらばらになった六道の書の欠片の一つ。持ち主はこのプライズの【秘密】を閲覧できる。

【秘密】
 このプライズの持ち主は【天道】を使用できるようになる。【天道】の指定特技を修得していなくても、【天道】の命中判定時は修得しているものとして扱う。

六道の書の欠片(人間道)

【概要】
 ばらばらになった六道の書の欠片の一つ。持ち主はこのプライズの【秘密】を閲覧できる。

【秘密】
 このプライズの持ち主は【人遁】を使用できるようになる。【人遁】の指定特技を修得していなくても、【人遁】の命中判定時は修得しているものとして扱う。

六道の書の欠片(修羅道)

【概要】
 ばらばらになった六道の書の欠片の一つ。持ち主はこのプライズの【秘密】を閲覧できる。

【秘密】
 このプライズの持ち主は【修羅】を使用できるようになる。指定特技は好きなものを一つ選択すること。【修羅】の指定特技を修得していなくても、【修羅】の命中判定時は修羅しているものとして扱う。

六道の書の欠片(畜生道)

【概要】
 ばらばらになった六道の書の欠片の一つ。持ち主はこのプライズの【秘密】を閲覧できる。

【秘密】
 このプライズの持ち主は【獣化】を使用できるようになる。【獣化】の指定特技を修得していなくても、【獣化】の行使判定時のみは修得しているものとして扱う。

六道の書の欠片(餓鬼道)

【概要】
 ばらばらになった六道の書の欠片の一つ。持ち主はこのプライズの【秘密】を閲覧できる。

【秘密】
 このプライズの持ち主には【飢渇】の効果が適用される。

六道の書の欠片(地獄道)

【概要】
 ばらばらになった六道の書の欠片の一つ。持ち主はこのプライズの【秘密】を閲覧できる。

【秘密】
 このプライズの持ち主は【地獄】を使用できるようになる。【地獄】の指定特技を修得していなくても、【地獄】の命中判定時のみは修得しているものとして扱う。

以上


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