見出し画像

オートチェスの終焉は近いのかもしれない

2019年頃登場し、一時期はオートバトラーというゲームジャンルを築いたオートチェス。

当時僕も少し触っていました。
ただ当時は今よりもプライベートが忙しくあまりプレイ時間が取れず、気がついたらプレイしなくなっていたんですよね。

オートチェスは複数人プレイヤーでバトロワと同じく最後の一人になるまで戦う。
また、ゲーム展開も中盤辺りまでは比較的じっくり進行するためどうしても1試合にかかる時間が長く、1位になると大体40分前後の時間がかかってしまいます。

更に試合の動きも玄人になると序盤から思考する事が多かったり、他プレイヤーの盤面を見て情報を更新したり何かと忙しいのですが、初心者はそこまで出来ないので結構暇だったりもします。
そのため当時は1試合終わるとすぐ次のキューを入れるのが億劫になって中々連続プレイには踏み切れていなかったんですよね。

それでもたまにプレイしたくなるくらいには面白いと思っていたし、マウス片手で遊べて疲れないのでポチポチやる分にはいいんですよね。
なのでまたやってみようかな、久しぶりだし昔のわかりにくかった部分とか改善されてないかな、と思って各種タイトルの情報を漁ってみました。

オリジン版 Dotaオートチェス

ある意味本家オートチェス。
元々はDota2のMODから始まり、あまりに完成度が高く本家が買収してきちんと運営されるようになったオートチェスの礎となるタイトルです。

こちらは元々スマホ版しかありませんでしたが、後にPC版でもプレイ出来るようになりました。
昨年年頭にはCS版も配信されましたが、リリースが遅かった感はあります。やってる人見たこと無いので。

日本語化もされていますが、所々翻訳はおかしかった気がする。ただプレイに支障をきたす程でも無いのですが。

本家だけあってUIはかなり洗礼されており、シナジーやアイテム合成はかなりわかりやすい。初めて遊ぶにはもってこいのタイトルとは思いますが、グラフィックは他と比べると控えめな評価になります。

また、TFTの登場によってかなりユーザーを取られてしまったのではないかと思います。
後述しますが、TFTは大手Riotが開発しただけあって注目も大きかったですし、グラフィックは比較にならない程です。

現在もきちんとアップデートが続いており、細かく大会もやっている模様。
ただ調べた限りでは昔よりインフレが若干進んでおり、メタの偏りが大きいみたいですね。

遊びやすさは一番だと思うのですが、グラフィックの古臭さや日本人受けしない所でユーザーが付かない気がします。またDota2から出身なところもあってアイテムが強力なのでそちらも覚えないと勝つのは難しいところですかね。ただ先述したようにアイテムUIはわかりやすいと思うのでとっつきにくい訳では無いと思います。

Dota Underlords

個人的には一番期待していたタイトル。

Steam運営のValveによって開発されたオートチェス。

Dotaオートチェスよりもシナジーをわかりやすくし、より遊びやすくしたタイトル。
グラフィックもUnreal Engineを搭載し、より美麗な映像と共にプレイすることが出来る。
更にローンチ時点からスマホ版、PC版がリリースされ、プレイ中でも切り替えてプレイが可能。

出かけるまでPC版でプレイし、時間になったら電車の中でスマホから続きを・・・なんてことも一応出来るが実際そこまではしないでしょって感じ。
僕はまだ正式リリース前のベータ版(早期アクセス版)で遊んでいました。
当時ベータ版ではプレイヤーアイコンが実装されていなかったり、ノーマルマッチ以外遊べないなど制約がありましたが、やはり綺麗なグラフィックで遊ぶオートチェスは楽しかったです。

その後気がついたら正式リリースになり今日に至る訳ですが、久しぶりに調べてみると・・・

アップデートが止まっている・・・・・・・

どうやら1年ちょっと前にアップデートは終わったみたいです。
ただサーバーは動いており、プレイ自体は出来るみたいですね。

もう終わったゲームをプレイしようとは思わないので残念でした。
ただオートチェス文化は本当に一時的な勢いに過ぎなかったので早めに手を引いたのは正解なのかなとも思います。
現状生きてるオートチェスってオリジンオートチェスとTFTくらいですからね。
そのオリジンオートチェスも恐らく海外でしかプレイされてないですし。

ここまでくるともう最後のタイトルしかない。

チームファイトタクティス(TFT)

かのリーグ・オブ・レジェンドを扱う最強メーカー、Riotが誇るオートチェス。

オートチェス文化にいち早く嗅ぎつけ、開発・リリースまでかなり早かった覚えがあります。
当時Riotがオートチェスを開発しているとニュースになったときは結構衝撃でした。
オートチェスを触った身からしてもかなりマイナージャンルな上に、流行って欲しいけど流行らないだろうなとは思っていたので。

結果としてTFTは現状恐らく一番賑わっているオートチェスですが、個人的には受け付けない部分が多くあります。
ただ最初期以降プレイしていないのでなにか変わっているかなと思い先程プレイしてきましたが、やはりとっつきにくさの部分は変わっていませんでした。さすが初心者に優しくないRiot。

このゲーム、最大手が開発しただけあってグラフィックや独自ルールは素晴らしいと思います。
ただゲームの基礎となる部分がかなりわかりにくい。UIが最悪です。

スクリーンショット忘れたのですが、シナジーがかなりわかりにくい。
メイン画面で画面左側に現在の所得シナジー一覧が出るのはいいんですが、各キャラクターがどのシナジーを持っているのかが表示されないため全部覚えなければいけません。
一応キャラクターをクリックすれば見れるのですが、盤面とベンチで切り替えたい時にどれを入れ替えればいいのかわからないんですよね。
またシナジーはベンチ含んだ値が表示されているので余計わからない。

他のタイトルでは全部のキャラクターに常に所得シナジーが表示されており、見ただけでわかるのでTFTのこのUIは本当に意味がわからない。
また、最初は所持ゴールドもどこにあるかわかりませんでした。今はわかりますが。

次にドラフト画面。

画面左が上述のシナジー

TFT独自のシステム、ドラフトピック。
現在のランクが低い人から好みのキャラクターをピックしていけるシステムです。
コレ自体はいいのですが、ピックキャラクターの名前も所持アイテムもシナジーもわかりません。
全部覚えておかなければ初心者にとってこのシステムは公平性もなにも無いんですよ。

本当にシナジーだけどうにかわかりやすくしてほしい、これに尽きます。

またシナジー数も多いです。詳細はわかりませんが種族、ロール、もう一つなにかありますね。
ただでさえUI面でわかりにくくなっているのに種類まで多いので一つ一つ確認していては準備フェーズが全く間に合いません。

更に操作性も正直悪いです。
左右クリックでそれぞれ割り振られていますが、例えばキャラクター右クリックで詳細を表示した後もう一度右クリックしないと閉じません。
詳細画面外をクリックすると自キャラクターが移動するんですよね、他キャラクターをクリックすると画面は開いたまま掴んでしまいます。
ここはトグルのオンオフがほしい所。

そんなこんなで1マッチ遊んでみたのですが

結構ボコられたと思うんですけどそれでも5位でした。
シナジーが確認出来ず追いつけないのでとりあえず序盤の低ティアキャラを重ねていった感じです。アイテムはわからないので適当。

敗北ラウンドでも本当にギリギリで負けたっていうシーンが多かったので、慣れるまではシナジー意識よりも重ねるのが大事ですかね。
ある程度慣れたらちゃんと意識しなければ勝てませんが。

5位でもプレイ時間は約32分です。長い。
ただプレイしているときはそんなに時間が経過しているのを感じさせないくらい忙しいので、ポンポン遊べそうですね。

覚える以外にシナジーのわかりやすい認識方法があったらご享受ください。


オートチェス、たまに遊ぶ分には本当にいいゲームだと思うので、TFTには今後わかりやすくなるアップデートが入ると嬉しいですね、ただでさえマイナーで情報が少ない上にMOBA同様覚えることが多いゲームですから。
実際には他にもスマホ向けタイトルが結構充実しており、LoLをパクったモバイルMOBAもゲーム内にオートチェスを実装しているのも多くあります。
ただどれも流行っているとは言い難い状況ですし、やはり一時的なブームに過ぎなかったのですかね。
個人的にはいちジャンルとして死なない程度に頑張って欲しいです。
TFTわかりやすくなってくれ~~!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?