子供を輝かせる10のお話 日野原重明

おやおやデザインを開催するにあたって、図書館で本を借りて読むことが増えました。
教育については全くの素人ですので…少しでも子供の気持ちに寄り添えるヒントを得ようと思っています。

最近読んだ中ですごくしみこんできたのが
#日野原重明 さんの #子供を輝かせる10のお話 です。
日野原重明さんは日本の有名なお医者さんの一人です。いのちの授業を全国を回って公演されていたことでも有名です。
命って何だろうということに対して考える時間がなさすぎることに危機感を感じこのような活動を始めました。

幼いころの芸術への豊かな触れ合いが礎となり、医学の道に進んだ後に、命とは何かを感がることができたとおっしゃっています。

確かに…いのちがだいじなことは当たり前のようにわかっている気になっているけれど、真剣に考えたことはそんなに多くはない。
命とは生きている時間そのもので心臓が動いている時間。そして日々流れていく1分1秒が命そのものです。
このいのちの時間を人のために使うことが大切で、人は命の時間を分け合って生きている。

数学や科学のような知識の積み重ねが必要なものは時間をかけなければ習得できませんが、
心で理解する基礎となる感性を育てるのに時間も年齢も関係ない。
いいものにはいくつであってもどんどん触れさせるべきである。
子供にはわからないだろう、とないがしろにしてはいけないと。

公園遊びやお絵描きや工作は人生の礎が詰まっている
子供同士の小さな規模ではあるけれど、社会の構図があり、大人の世界に必要なものの下地が詰まっている場所である。
作品を見せ合うことで「この色きれいだね」「この描き方おもしろいね」「こんな風に描いたんだね」と意見を交わすことで個々の個性を認め合っている。


幼少期において感性を豊かにはぐくむことはその人の人生に大きく影響してくる。
小さなころから本物に触れると感覚的な刺激が脳に焼き付きます。
においや、温度、息遣いや、気持ち、音だったりもします。その感覚は表現をする際に生かされてくるのです。
その引き出しが多ければ多いほど表現に深みが増し、共感を呼ぶのではと思います。
独創性と豊かな個性

知識が多い子供は増えたが、それに伴う実感や知識以前の出会いが失われがち。
美術や音楽といった直接的に受験に関係のない文化的な芸術教育は下火です。

自然に触れうことが何でいいのか
自然が豊かな場所で育てば単にいいってわけではない
自然が身近な環境+豊かな触れ合いが大切
先生や生徒が親密なコミュニケーションが取れ、話ができ印象を深め、感想を述べることで
心の糧となり感受性豊かな人間に成長させていく
子供の秘められた才能が開花できるかどうかは、才能とそれにふさわしい環境が整うかどうかである。

エデュケーションの語源エデュケートは引き出すということ
これが本来の教育の有り方ではないか

シュタイナーは人智学という人間観・世界観を確立した。
人智学は人間を身体、魂、精神の三重のハーモニーが作り上げるとしているこの三者の調和が害されると不調をきたす。
魂に響く音楽や絵画を使うことで医療の世界でも注目をしている。

お金儲けや目先のことに一喜一憂するばかりであなく、未来のために子供たちのためにさらにその先のために想いを馳せることから
してみてはどうか。

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