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フラッシュダンスの時代

バブルの象徴だったかもしれない

あの時間が永久に続くように思ったことを思い出した。アマゾンプライムで映画「フラッシュダンス」を観たからである。
主人公の少女は、プロのダンサーを夢見ながら、食べるために溶接業というガテンの仕事をしている。今ならいかにも「人生詰みそうな」設定だ。しかし、80年代前半は、本当に、願えば叶えられる夢に見えたのだ。
まず、ピッツバーグという舞台になる街。移民や労働者が多く流れ、安く早く旨い店があふれ、肉大労働で十分食べていけた街。「た」と過去形にしなければならないのは、80年代前半で鉄鋼業は終わってしまったからだ。
映画の設定となっていた、肉大労働をしながらダンサーを夢見た凛々しい少女たちはどこへ行ってしまったのだろう。


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