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うんぬんかんぬん
2015年3月25日 01:56
こころをばなににたとえんこころはあじさいの花ももいろに咲く日はあれど うすむらさきの思い出ばかりはせんなくて。こころはまた夕闇の園生のふきあげ音なき音のあゆむひびきにこころはひとつによりて悲しめどもああこのこころをばなににたとえん。こころは二人の旅びとされど道づれのたえて物言うことなければわがこころはいつもかくさびしきなり。(永遠の詩07 萩原朔太郎 よ
2015年3月17日 00:41
スポーツのアニメを見ていた。体で生きようとしているひとたちの話は、いつもたいてい爽やかで、とてもおもしろい。体で生きようと思ったことなんてない。頭だけつかって生きていきたかった。そのほうが綺麗だと思っていた。小さなころ、父の真似をしてやっていた剣道のことを思い出す。古い体育館のにおいになじめなかった。汗をかくことや、息が切れることが苦手だった。父の愛したスポーツ。五年つづけたそれに最後まで打ちこむ
2015年3月5日 00:22
はやく菜の花畑のあるところまで走って行きたいというきもちと、春になる前にどこかへ逃げてしまいたいというきもちがある。代々木上原の花屋の前で立ちすくむ。こんな綺麗なところにいつまでもいるわけにはいかないのに、名前も知らない白い花が、月光みたいに明るくてなんだか動けない。それらが何本も束ねてあるガラスの入れ物の、横にも花は敷きつめられ並んでいる。わたしはスイートピーしか知らない。けど、店先のお兄さんは