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人工飼料を与える(その1)

今は人工飼料という便利なものがあるのです!
桑の葉が手に入らなくても、これさえあれば大丈夫!

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これが人工飼料です。
「シルクメイト」という名前です。
カイコを扱っているところでたいがい売っている。
10匹ぐらいだったら一本あれば最後まで育てられるので、高いといってもさほどでもなかろう。
大昔に何千匹も育てていて、全て人工飼料だったのでエサ代が結構な金額になってカイコのエサ代が私の一か月の食費を上回ったことがあるけれども、そういう異常な飼い方は推奨しない!

人工飼料だけで育てると楽っちゃあ楽ではあるけれどもデメリットもある。

デメリットその1:カイコの尿で湿気る
繭を作る時期が梅雨時だったりすると、すげぇ湿気るんだ。
桑の葉でも繭を作る時は尿みたいなのをするので多少は湿気るけれども、人工飼料の方が水分が多いらしく、すげぇ湿気る。
部屋の湿度が高い時期に人工飼料を食べていたヤツが繭を作っていたら、湿気で繭の底が抜けてしまって繭を作っていたカイコが落下してきちゃったことがある。
それぐらい湿気る。

デメリットその2:繭の色が薄くなる
白い繭のカイコなら別に気にしなくてもいいんだけど、黄色い繭を作る品種の場合、最後まで人工飼料で育てるとかなり白っぽい繭になる。
途中まで人工飼料でも、最後の脱皮ぐらいまでには桑の葉に切り替えてやると本来の色になる気がする。
切り替えが遅ければ遅いほど白っぽい繭ってことで。

繭から出した蛹


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