2014年10月の記事一覧
#twpoem 2012~2014 by Nozomu.K
君は本当のぼくを知らない。事実ではあるが本意ではない。汚い部分も全て受け入れて欲しいと、願うのはぼくの勝手なエゴだ。気づいておきながら君にぶつかれないのはぼくの弱さだ。君が他の誰かを選ぶのは勝手だが、ぼくにとっては耐え難い選択だ。だからぼくには、君が。
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アルコールを口に含む。意識が少しずつ立ち上っていく感覚。ぼんやりと、君の煙が空に消えていく様を思い返した。あんなに容易く消えてしまうくらいなら、どうしてぼくも一緒に連れて行ってくれなかったのだろう。霞む景色の中、君の叱責をまた聞きたいと願うぼくの愚かさが虚しい。
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抱きしめられていた腕の力が不意に緩められた。これが本当に最後なのだ。去っていく彼の背中を見送りながら、吹きすさぶ風を怨む。彼からの最後の熱を、簡単に奪ったりしないで、と。そして、どうせ同じように風が吹くのならば、今まで培ってきたこの想いごと吹き飛ばして、と。
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