見出し画像

度々書いているが、<埋もれた>は、ハリウッドの往年のスター女優をイメージして漫画を描いて投稿したり、また、プラスチックミラーを組み万華鏡を創ってコンクール応募したりしていた。審査員の万華鏡作家さんに「海外の女優をイメージして作るなんて、発想もなかった。」そう言われもした。(ああ、誰も<埋もれた>のように思わないんだ。)不思議でもあった。

常に思い描くのは映画のラストシーンだ。古い言い方だが、オールドミス・ハイミスのヒロインが、列車から身を乗り出し大きく大きく手を振り続ける別れのラストシーン。記者会見を終え自身の置かれた立場を受け入れ、場を後にする王女と新聞記者を見届けるかのように流れるラストシーンの音楽。
来るはずもない恋人の面影を追って丘に登る<慕情>のジェニファー・ジョーンズと悲しみを誘うテーマミュージック。涙無くしては語れない、別れの場面だ。誰もが知るであろう(わたしはもう、二度と負けない!)と誓い、夕日で赤く染まる丘で大木の脇で拳を掲げて立つ、ヴィヴィアン・リー。
あのテーマミュージック・ラストシーンが目に焼き付いた人も多いのでは?

悲しみをまとった、やや歳が行った独身のヒロインが織りなす物語。ラストシーンは後々までも語り継がれる。若いアン王女の場合は違っているとはいえ、<埋もれた>は惹かれてしまうのだ。

noteさんに鉛筆描きのイラスト載せようと、専門学校時代から書き溜めてたメモ用紙の束の中やノートから、タイトルに使った設定覚描きを見つけた。
どうやら<埋もれた>忘れていたのだが、若い時から独身中年のヒロインでファンタジーマンガを考えていたようで。どう見ても、(大好きな、宮崎駿さんのアニメ、未来少年コナンに出てくるモンスリーの影響みえみえで!)
宙を泳ぐ魚や水の中を飛ぶ鳥、クマほどもある大きさのすべての動物たち。それにまたがって闊歩する、勇ましく、かつ悩ましくもあるオールドミス・ハイミスの物語。ワクワクするのは、きっと<埋もれた>だけだろうが。

お読みいただきありがとうございました。

#わたしのマンガを見て #イラスト #映画 #ラストシーン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?