もっと単純に生きた方が幸せかもと思う。

 時間ができたのでせっかくなら自分の成長につながることをしてみようと、本を読んでみることにした。

 とはいえ読みたい本なんかないしどうしよっかな〜とネットサーフィンをしていたら、卒業制作の参考にした「観光客の哲学」の東浩紀さんがおすすめの本を紀伊國屋のHPで紹介してた。東さんと僕の脳みその出来には、10年前くらいの「新品!三万円モバイルノートPC」と「プロゲーマーの宣伝してるやつ」くらいの差があるんで、彼がおすすめしてる本をそのまま読めば楽しめるわけじゃないだろうこともわかってる。でも書名だけでもインプットすれば、「いざという時にインテリサイドっぽいそぶりを見せれるかも」という下心でそのサイトをのぞいた。そんな僕はそのサイトの書き出しに強烈な一撃を喰らわせられるのだった。

『若いひとへのアドバイスですよね? それならば、学問はまずものごとを「真剣に受け止める」ことから始まるのだ、と言いたいですね。「受け流す」ことからは始まらない』

(引用元https://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/tokyo/jinbunya/jinbunya16-2.html)

強烈な一撃。今の僕は本に成長機会を求めている。ならさっさとAmazonの自己啓発ランキングから自分の悩みにあったやつ選べばいいはずなんだよ。

でも、心地いい見出しとタイトルで、クソデカフォントで不安を掻き立てて、大袈裟に〇〇は9割とかマジかよって。

結局みんなそういうの求めてるし、そういうのに救われてるんだよ。僕もそういう奴らの一人だろ所詮。それに、世の中のいろんなことは複雑だけど結局単純化しないと。処理しきれないだろ。キャパを受け入れろ。誇大妄想はやめてもっと単純なメッセージを信じる謙虚さをもて。

そんなことを考えてオーディブルで「伝え方が9割」を買った。頑張る。

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