涼くんとトゲトゲ
先日のダウンタウンDXで観た涼くんに、少し違和感があった。表情、仕草、話し方。トゲトゲとした荒々しさを感じて、普段はもっと柔らかいひとなのになと思った。
そして昨日、帝国劇場で観た涼くん。パフォーマンスは文句なしにかっこいいし、本気で真面目に取り組んでいるのもひしひしと感じた。本当に素敵だったけれど、でもやっぱりどこかトゲを感じる気がしていて。普段はもっと柔和な可愛らしさが、もっと煌めく瞳が、あったような気がしていて。
単にわたしの感じ方の問題かもとも思ったけれど、スプパラのDVDを見たらそこには表情も雰囲気も明るくほんわかとした涼くんがいて、ああやっぱり感じている微妙な荒さは存在しているなと実感したりして。
急にどうしてなんだろう、そっちの方向に舵を切ることにしたのならわたしと道が違いかねなくて怖いなとか、実はちょっと心配していたりしたのだけど。
でも少し考えたらその理由がわかった気がした。12月の、あの記事があったからだと。
2019年の春、決定的な物的証拠はなにもない中で憶測や噂、面白半分の嘘、それに伴う誹謗中傷も飛び交っていたそのときの、あのトゲと同じものだということに気付いた。
要は、傷付いてしまっているんだと、思う。
ハリネズミが身を守るために身体のトゲを逆立てているように、傷付いて恐れて嫌になって、どうしようもなくなってトゲトゲしている。
去年の涼くんは、それはそれは頑張っていた。最近発売されたスプパラの挨拶を見ても、いきいきとした表情で目をキラキラさせながら、あれもやりたいこれもやりたいとわたしたちに話して聞かせてくれていた。だからたくさん愛してと。そしたら返すから、と。
やりたいは口だけでなく、ひとつひとつの仕事に真面目に向き合っていたと思うし、着実にレベルアップもしたと思う。その証拠に去年から涼くんのファンになったというひとたちの声もたくさん聞いた。素敵なところが増して、涼くんの魅力に気付くひとが増えた。歌もダンスも演技もバラエティも、担当だけでなくいろんな人から褒められた。
だけど、事実として去年は個人仕事で大きなチャンスには恵まれなかった。仕事は運やタイミングもあるから、頑張りや実力はさておいたとしても致し方ないことではある。
そうしている間にも、メンバーは映画にドラマに舞台にと活動をしていく。ファンが感じるそれよりも遥かに、焦りを感じていたと思う。自分の人生なんだから。けれど、それだけであれば涼くんは歯を食いしばれってもっと頑張れるひとだったと思う。のに。
そんなときに、あの週刊誌の記事が載った。
別にスキャンダラスな写真ではない。文章なんてどうとだって書ける。そもそも仮に全て本当だとしたって大した内容ではない。けれどたったひとつのその記事で、悪意の矛先がまた涼くんへ向いた。
誤解なのに、頑張っていたのに、なんで俺ばっかり!
弁明だってさせてもらえるわけもなく、ただSNSで昔のことも掘り返されるように否定され批判される。失ったものを取り返そうと、この2年全力で頑張ってきたことも、全てなかったかのように崩れ落ちる。
そんな風に叩いているのはほんの一部であって、大多数の涼くんを応援しているひとは変わらず好きで居続けているし、その声が届いていないわけではないと思う。
でも誹謗中傷の恐ろしいところは、100のライクを浴びせられても、たった1のヘイトの威力の方が大きいことがあるということ。
頑張ってきたことが無駄になった。
メンバーにも迷惑をかけた。
また自分のことを嫌いな人が増えた。
なんてことをしてくれたんだ。
でも自業自得な部分もある。
どうしていつもこうなんだ。
その悲しさとやるせなさと怒りとが、やわらかいはずの涼くんにトゲトゲを生えさせた。
むしろやわらかいからこそ、ニョキニョキとトゲが生えてきて自分を守ろうとした。
そこで負の感情をトゲにするでなく発散できればよかったのだけれど、誰にも言えずにトゲとして無意識に出てしまっているところが、繊細で不器用で愛おしくて、たまらんしゅきめろ〜なところ。
だからこうしてトゲの理由がわかってしまえば、こちらからしたらそんなところも可愛いね…(愛おしい…)で済む話。でもそれで終われないのは、そのトゲはなにより自分を傷付けることがあるから。
おそらく記事が出て割とすぐの最もささくれていたときに、ダウンタウンDXの収録がきっとあった。そこで生えていたトゲが今回の二次災害を生んでしまい、また一部から叩かれる。そしてそれがまた涼くんにトゲを生む。なんて悪循環。
年末の伝記で「良いこともあったけど、そうではないこともたくさんあった」「自分守ってなにが悪い」と珍しく負の感情を見せてるなぁと思っていたけれど、これも防衛本能から来ていたんだと改めて腑に落ちた。
自分を守るのは是非ともなんだけれど、その守り方だと更に自分が苦しくなっちゃうよ。それはだめ。
と、長々書いたけれど。とはいえ全て憶測で、感じていた違和感に対して少し考えてみて腑に落ちたことなだけ。
でもそうだとしたらとっても、人間らしい感情だと思う。そして22歳の、世間で言えばやっと大学を卒業する年齢の若者と考えると、いくら芸能界で揉まれているとはいえそりゃあ辛くないわけがないよねとも思う。
あの件は自分の中で整理してもう片付けていたからすっかり抜け落ちていたけれど、自分の人生に付いて回るものだもんね。悔しいよねそれは、嫌だよね。
その人間らしい感情と、傷つきやすい繊細なところと、その傷をうまく癒せない不器用なところと、ツンケンしちゃうめんどうくさいところと。それらは気が付いてしまえば、とんでもなく愛おしい!
めんどくさくて可愛くて仕方がない。。やっぱり本質は愛されたいひとなんだと再実感するのも、愛おし過ぎる。愛を持て余すくらいに好き。なんてかわいいひと。
けれどそう思うのは、わたしが涼くんのことが好きだから。涼くんの本来持ってるあたたかさを知っているから。これに関しては他担さんにも広めてほんとはこうなんですって理解してもらおうとは全く思わない。そんなことはまず無理だしね。
そしてじゃあトゲを抜くために涼くんに対してわたしが何ができるかと考えても、実際問題なんにも出来ない。
前述したように、今のトゲトゲとした状態だと100のライクより1のヘイトに潰されてしまう。わたしが伝えられる好意なんて、SNSで愛をつぶやくのと手紙を書くくらい。そんなちっぽけな文章よりも、今すぐ駆けつけて、大丈夫だよ、みんな涼くんのこと大好きだよって抱きしめてあげたいけれど、そんなことは実際に出来るわけがない。
だから、当たり前といえば当たり前だけれど。涼くんには自分で乗り越えてもらって自分でトゲを抜いてもらうしかない。
今は毎日の舞台で精神も張り詰めていると思うし、疲れてもいるし、時間も作りにくいと思うけれど。でもどこかでゆっくり休んでリフレッシュして、美味しいもの食べてたくさん話してたくさん寝て。
少しずつ傷を癒やしていってもらう。本当に、それしかないと思う。そしてそれが一秒でも早いといいなと願う。
と、願うばかりではあるんだけれど。
ひとつだけ、今わたしが感じている愛おしさともどかしさを、同じく涼くんが好きな方に伝えたいと思った。100のライクで足りないのなら、それを1000にも1万にも1億にも出来たらいい。もしかしたら100が101になるそれだけで、届くかもしれないんだから。
そしてもしもやっとしている同担の方がいるのなら、少しでも気持ちが軽くなればいいと。そう思って、今このnoteを書いている。
涼くんを擁護するわけでも、甘やかすわけでもない。ただ、もしも今好きな人が傷付いているのなら、大丈夫、頑張ってるの知ってるよ、好きだよって伝えたいだけ。そう思う人がひとりでも増えるだけで、少しずつ柔らかくなっていくかもしれないという、希望も含めて。だってわたしたち、愛し愛されての関係性じゃん!
やっぱり、ファンが楽しく健やかにいることが一番だよ。
涼くんが受けた傷を一緒に負って、同じように苦しんでしまっていると、同じように落ちていってしまうから。それにもし本人が気付いてしまえば、それはまたひとつの傷になりかねないから。だから、辛いときはやっぱり支え合えばいいし、それこそ涼くんじゃないけど、逃げていいと思う。気持ちが上向きになったらいつだって戻ってきていいんだよ。
とにかくわたしが今抱いている涼くんへの愛おしさが伝わったならこれ幸い!愛おしいひとですよ、本当に。大好きだよ涼くん。
涼くんの本質的な柔らかさを取り戻して、それがたくさんのひとに伝わる日が早く来ることを願って。。
あと!わたしたちの好意よりも身近なひとの好意が一番雪解けが早いと思うので、誰か抱き締めて大丈夫だよってしてあげて!!!それかゆうとくん5分だけでいいから身体貸して!!橋本さん頑張ってるよって抱きしめるから!!彼泣くから!!!笑
そんなひとが身近にいればいいなとも思います。。いるかな。。
(涼くんの元へジローちゃんが行ってあげてほしい…クリーナーズ出動させたい…あのときのワンカップおじさんのように、ただ涼くんもささくれ立っちゃってるだけだから…働くのは大変、大人はもっと大変。毎日ごくろうさまです。って抱き締めてあげてジローちゃん……泣)
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