街で話しかけてくるおじさんたちを、裁く

「性別:メス」の人はお分かりだろうが、メスであるだけでキモイ人、怖い人に声をかけられることがある。

わたしが本物のロリだった頃、姉と本屋に行って別行動していたら
「お菓子買ってあげるからついてきなよ」
とおじさんに言われたことがある。
子供ながらに「そんな不審者の代名詞ほんとに言うんだ」と思った。

高校生のときは意外にもストレートなナンパが多かった気がする。
制服きてたから確実にその人たちはロリコンなんだけど、突然「連絡先教えてください!」とか。

二十歳を越えてからのほうが話しかけられる率は増えた。
基本無視しているのだが、なぜか普通の老若男女がわたしに道を聞いてきたりするので条件反射でイヤホンを取って対応してしまう時がある。

ツッコまざるを得なかったエピソードを書いていこうと思う。

ep1.戻ってくるおじ

ある時は、当時好きだった男の子と都内某駅で待ち合わせしていて待っていたときのこと。

「すみません。今から遊びませんか?」

と丸坊主でザ・中年のおじさんに話しかけられた。
どんな内容だとしてもおじさんに話しかけられると「ヒ!!」となる。

「いや、無理です」

とご丁寧に返事するとサーっとわたしの前を立ち退いたのだが。
次の瞬間すぐ近くにいたギャルなお姉さんにも話しかけて無視されていた。
手当たりしだい感に間違えてふふっとなってしまった。

そのあとも色々なギャルめ、綺麗めなお姉さんに話かけては無視をされている様子を見ていたらなんと、わたしのほうへ向かってきた。

いやいやなに!!!と逃げようと思ったけど逃げる前にまた話しかけてきたのだ。

「すいません、やっぱり今からダメですか?」

いや、なんでいけると思った?

その後、当時好きだった男の子がその光景を見て「なんか用ですか?」と割って入ってくることもなく、普通に去っていった。

ep2.パパ活スカウトおじ

また別の時にはエステ帰りで電車を待っていたときのこと。

「すいません、パパ活興味ないですか?」

ないよ!!!!

その時のわたしの格好、エステのためだけに外出したので
【すっぴん+髪ボサボサ+黒いダウン+黒いスキニー+黒いブーツ+黒いボッグ】
とまあ、女子感皆無な格好をしていた。
むしろわたしでいいんか? と思わざるを得ない。

ep3.話聴けおじ

そしてまたある時には友達と駅で待ち合わせをしていて待っていたとき。

おじ「待ち合わせですか?」

私「はい」

おじ「僕も待ち合わせしていたんですけどすっぽかされちゃって。もしよかったら一緒にご飯とかどうですか?」

待ち合わせしてるっつってんだろ!!!僕「も」じゃねえ!!!!!

どういうことなの??話聴け????

ep4.ティファニーとバイオリンおじとわたし

日曜日のお昼、ティファニーの前で友達と待ち合わせをしていた時。

バイオリンを持ったおじさんが「今からランチどう?」と話しかけてきた。

ティファニー×バイオリンでおしゃれさが出てしまっている・・・!(ナンパなのに!!)
こんな昼間からティファニーの前でナンパすな!!!

書いていて思ったけど日中のナンパってもしかしてキモい展開0で本当にランチだけだったりするのかな。。

ep5.トリプルパンチDay最後にフェイク

今の彼と頻繁に遊ぶようになった頃。
飲んでそのまま泊まっていく予定だったところ、飲み終わったあと軽く険悪ムードになり気分サゲだったので泊まりはやめて帰ることにした。

この時点で不快な思いをしていたのだが、金曜日の夜だったので電車もかなり混んでいた。
まあまあ満員電車でドア付近に立っていたわたし。

電車が発車して10分後、わたしの斜め前にいた酔っ払いが立ちながらリバースしていた。

右足に少しかかったのだ。
ここで半泣きのわたし。

すぐさま駅のトイレでストッキングを捨ててブーツを洗浄した。
ちなみに、そのトイレの水道のところにもゲロがいた。
地獄か?

「もう金曜日の夜は電車に乗らない。遅くなるときは絶対に泊まるかそもそも飲みいったりしないようにする」

と心に誓ったわたし。
とりあえず帰ろうと再び電車を待ち、今度は空いている車両に乗った。
空きすぎていて座るシートにひとりいるかいないかだった。

座って携帯をいじっていたら隣に誰かが座ってきた。

めっちゃ空いているのになぜ隣に・・・!!!!(怖)

これ、電車×変なひとあるあるだと思う。
怖いからまじでやめてほしい。

怖!!と思いながらも気にしないように携帯をいじっていたら携帯画面を見せてきた。

翻訳アプリに「○○駅はどこですか」と書かれていた。

「なんだ〜駅聞きたかっただけか」
と安心して顔を見たらネパール系の外人だった。
聞いてきた駅は次の次の駅だったので「ねくすとねくすと!」(馬鹿)って言ったら、

「あなたはとても美しい・・・」

と言われた。一瞬で身の毛がよだったわたしはすぐさま次の駅で降りた。

油断させるとは卑怯だ。許さない。

もしかしてだけど・・・

歩いていても止まっていてもぱっと見若い女ってだけで話かけられるのがメスの宿命なのかもしれない。
印象的なエピソードを書いてみて思ったけど、待ち合わせしている時に話しかけられる率たかしだ。

もしかして彼らは、わたしが待ち合わせをしているわけじゃなくてナンパ待ちしているように見えているのか・・・?

と思えてきた。えっ、ワンチャンあるね?!

ナンパについていくパターン

ナンパについてくパターンももちろんある。
なんだかわたしは安全な人を嗅ぎ分ける能力があるらしい。

今までの傾向で、ナンパについていって飲みにいったりその後も遊んだパターンの相手の特徴がある。

①イケメンor普通顔
②営業さんぽい話し方(普通の人の話し方)
③ちゃんと仕事してそうな感じがでている(スーツきてるとか)

このみっつの全てを網羅していてなおかつ興味が引かれたらついていったと思う。
とにかく、仕事をちゃんとしていそうで変なことをしたら失うものがありそうな人が安全だと思う。
そしてそういう人は普通に話が面白い。

とりあえず怖いので話しかけるのやめてください・・・道を聞くのもわたし道わかんねえから聞かないでほしいです・・・

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