細田氏死去

2023.11.10


会見を見た時はあきれたが、今回の報道でもう一度会見の文字起こしをじっくり読むと、細田氏が守りたかったのは議員の座というより自らがやってきたことの正当性(信念という言葉はきれいすぎるので使わない)だったのかなと感じた。

記者の「関係があったのか?」というガバガバの質問では「関係は無かった」と返されて終わり。
お互い利用してただけで信仰の関係はないから「関係ない」。
誉め言葉はリップサービスであり、安倍さんは「何も悪くないのに殺された。」

これまでやってきたことは「国のため」という強烈な自負心があるから安倍氏の名前が入った湯飲みまで持ち込んですすって見せたのは「暢気に暮らしていたお前たちが事件をきっかけに急に私を責めだすとは何事か?おまえたちはそのおかげで平和に暮らせてこれたのではないのか?」と反発しているようにも見えた。

犠牲者が見えていないという一点で絶望的な気持ちになるのは確かなのだが、「国内や個人しか見ていない、清廉潔白しか取り柄のないド素人左翼より旧冷戦を戦い抜いた汚い自民党の方がマシ」という山上さんの言葉を思い出す。



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