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(1) 2022年10月27日に奄美大島・嘉徳で起きた暴行事件

2022年10月27日 
この日は朝からニワトリのまんまると嘉徳の護岸工事をしようとしてる現場にいた。
なんで わたしはそこにいたのかというと
手付かずの自然な海岸と川が残る嘉徳に
180mものコンクリートの壁を作り、台風で砂浜が浸食されるのを防ぐという工事をしようとしてるから。
ん?それで?なぜ?

護岸を作った為にひどい状況になっていってるところを
あちこち目にしてきたわたしは、
もうこれ以上自然の美しさを損ね、環境を悪化させ、むしろ危険を増幅するコンクリート護岸はもう止めようよって声を上げて活動してる人たちがいることを知ってから
自分にもできることをしたいと思い、わたしは2022年2月14日から度々ここに来るようになった。

この2022年10月27日はわたしにとっても嘉徳にとっても
ある分岐点となったのは間違いない。
その日のことをお話します。

しばらく嘉徳に工事関係の人が来ることがなくなってたけど、
朝から嘉徳に来てたわたしは、

「この日も特に動きはなさそうだね。」って、
ずっとここでの自然保護活動に足を運んでる奄美出身の女性の友人とわたしとの二人でのんびり話をしながら昼食を食べてた。
さて、お茶でも入れて差し入れのお菓子をいただこうか?って
したときだった。

突然、ヘルメットをかぶって作業服を着た50人もの男の人たちが3列に並んで軍隊のように行進してきた。
あまりの物々しい様子にわたしたちは驚き、列に近づいていって
「これから何をするんですか?」と聞いても、誰も目を合わせてくれず、行進はスピードをゆるめることなく、わたしたちを無視してどんどん進んでいった。
「何をするのか教えてください!」わたしは何度も彼らに向かって声を上げたけれど、誰も答えてはくれず、彼らはあらかじめ打ち合わせをしてきたようで、各自自分の配置につこうと動き始めた。

「強行工事はしないという約束ですよね!」
わたしは状況に驚いてそう言葉に出た。
一緒にいた友人は海岸方向へ進んでいく県職員の横に行って
「これじゃ話が違う!ちゃんと説明してください。どうして話をしようとしないんですか!○○さん!わたしの目を見て話してください!」と彼女は冷静に県職員の顔を覗くようにして話をしようとしてた。

わたしは工事用のゲートを設置してある側に向かった。
そこには横一列に男性の県職員と工事関係者が並びはじめ、
通らせないように腕を横に広げて人間バリケードを作ろうとしている様子だった。
急いで、友人に電話した。
「ものすごい人が来て何か始めようとしてる!早く来て!」
その時刻は13:55。

でも、友人はなかなか来てくれず、どんどんバリケードを進められていく・・・どうしよう・・・
こんなふうに無視して工事を強行しようとするやり方には納得ができない。シカトして、「通せんぼう」とはどういうことだ!

そこには天然記念物のムラサキオカヤドカリもたくさんいるのに!住民説明会で工事の際にはムラサキオカヤドカリはすべて避難させた上ですると約束したことと違う!すべてを踏みにじるような事をしないで!

まだ横一列に並んでる彼らの間には隙間があり、指示を待ってるのか、彼らの動きに隙があった。
とにかく無視しないで話をしてほしくて、わたしは人と人の間をすり抜けてゲート前に立とうと思った。
それは、そうするしか「わたし」がその場にいることを示す方法がなかったから、とっさの判断だった。

今だ!

わたしはタブレットを左手に持ったまま、少し屈んで彼らの間をすり抜けようとした瞬間、両サイドから強い力で掴まれた。
左からは二の腕、そして右側からは乳房を。
なんでそんなところを掴んでるのよ!ものすごい握力で握りつぶされてるわたしの乳房には激痛が走り、手を離してもらいたくて「痛い!離して!やめて!」と何度も叫んだ。
それなのに力を緩めるどころか、益々力を込めて握りつぶすようにされて、乳房が引きちぎられそうなくらい引っ張られてわたしは前傾になって倒され、左膝を地面に打ち付け出血した。

そして彼らは何事もなかったかのようにバリケードの体制に戻り、「触らないでくださいよ~痛いじゃないですか~」とそのわたしの乳房を握り潰して引き倒した県職員は、地面に倒れているわたしに向かって、変に演技めいた事を言った。
言い逃れようとしてるのか?
実際、わたしは彼らの体に触れたり、押したりなど一切してないのに、痛いはずがない。
自分のしたことが周囲にバレないようにそんなことを言ってるのか?まるで女の子を泣かせちゃって言い訳をしてる幼児のような態度だ。

それに、わたしに「大丈夫ですか?」とか気をとめる人は誰もいなくて、そこにいるすべての人が見て見ぬ振りをして、わたしはまるでゴミのように扱われ、ほったらかされてた。

こんなすごい力でこんなやり方をする必要があるだろうか?
しかも県の職員であろう人の対応だろうか?

まるで、猫が首根っこをひっつかまれて、投げ捨てられたかのようだった。
わたしの問いかけに誰一人として答えてくれず、県職員はその時に何の言葉掛けもなく、ただ力ずくでわたしを引き倒して、その場に投げ捨てるようなことをして、これは人としての扱いじゃない。

女性の性的な部位で急所である乳房を掴んで離さず、そのまま引っ張り倒すって、どんだけ卑劣な暴力だか・・・

乳腺の専門医が奄美にはおらず、正確な検査ができませんでしたが、事件後5日後に外科で診てもらい、痛みがひかないということは神経が損傷しているだろうとして「外傷性神経痛」全治2週間と病院での診断でした。
でも実際には、わたしの乳腺は傷ついていたのでしょう。
それから1ヶ月ほど痛みが残りました。

時刻は14:00過ぎ。

そこへ友人がやってきて、ビデオで撮影をしながらも目の前に起きてる物々しい様子にすぐには理解ができずにいた。
わたしが地面に倒れたままでいることに気がついて、
「何が起きた?これは一体どういう事?」膝から血を流してることに気がついた人が「警察を呼べ!早く誰か電話して!」と
「女性が怪我をして倒れてるのに、おまえたちは誰も何もしないでいるとはどういうことだ!」と任務を遂行するためだけにいる県職員と作業員全員に向かって彼は怒りを露わにした。

110番通報 おそらく14:15くらい。

このあとの警察の対応とか、被害届を出すまでの経緯とか
その後のその県職員の態度とか
わたしの感じた違和感と納得できない状況についてを
また続きをお話ししていこうと思います。



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