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(5)自然とのつながりを取り戻すためにわたしたちにできること


環境破壊 
それは自然とのつながりを失い、自然の成り立ちを信頼できなくなって、人は自然の一部であることを忘れ、自然をコントロールすることから始まる。

多くの生き物たちと共有しているこの自然を
自分勝手な人間の都合で変えてしまうことに何ら罪の意識がない。

2023年10月27日
嘉徳集落で護岸工事の再開のための住民説明会が開かれた。
住民以外は立ち入り禁止で録音もしちゃいけないっていうやり方で。
それは、公にできない理由があるからですよね。

この日付、気がつきましたか?
そう、ちょうど一年前のこの日にわたしは暴力を受けたのですよ・・・
それから工事は止まっていた。

嘉徳集落の人たちが護岸を望んだから鹿児島県がその要望に応えて工事をするというシナリオなのだけど、集落の人たちに「浸食により集落は50年は保たない」などと実際に浸食は起きていないのに不安をあおるようなことを言って工事を希望するように仕向けたもの。

『事実を歪曲する』
鹿児島県職員たちのやり方は終始これだ。

コンクリートによる護岸工事は環境に大きく影響することだということは護岸やテトラポットを入れた他の場所を見れば誰にでもわかること。

それさえ見たことがないのかもね・・・
風景を眺めて癒されるということが多くの人々から失われてしまったから。

海の色 きらめく水面 波の造詣
夕陽が染める空と海 
海の上に満月に続く金色の道

海と空が繰り広げるドラマチックな風景に魂が震えること

自然に圧倒され、自分の存在がちっぽけに感じる経験は
脳の普段使われてない領域に刺激を与えるそうです。

波の音 風や雨の音 空気の感触
足元の可愛い小さな草花 
どこからともなく漂ってくる甘い花の香り

自然が与えてくれる豊かさは
どれ一つとしてかけがえのない失いたくないもの

何一つ、当たり前なことなどなく、
奇跡の連続であるということに気がつくことで、
感覚の活性化、感性の成熟、意識の再生といった
わたしたちひとりひとりの真性を取り戻すことになり、
自然環境に与える影響は共存共栄の為のものに変わっていくでしょう。

わたしは、この嘉徳での工事に関係してる人たちが
感覚を閉ざし、心を亡くして、自分都合の利益のために働かなくてはならない状況が哀しいのです。

自分の気持ちまで『事実を歪曲』して
環境破壊へと邁進してしまう現実に気がついてほしいです。

根源にある生命の声を『無視』しないでほしい。

それがわたしが1年前の出来事以来、思い考えてきたことです。

わたしに暴力を加えた事への怒りではなく、
自然を『無視』して、『事実を歪曲』する事で正当化するのは
地球にとって危機的なことだという怒りです。

今、世の中の多くの出来事が
自然を『無視』して、『事実を歪曲』する事で正当化されています。

「自然とのつながりを取り戻し、本来の感性を呼び覚ますこと」
これが地球に生きるわたしたちの現代の大きな課題なのです。

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