東京の街に出てきました。相変わらず僕は

東京に来て3年ほど経った。こんな私でも生活が続いている。

立ち退きにつき高円寺に引っ越した。
駅前のロータリー。毎夜人が集まって、ギターを弾いたりお酒を飲んだり煙草を吸ったりしている。なんでこんな混沌が許されているのか全くわからないけど、このまま規制なんてされずに、人の姿を見せ続けてほしい。あれは、人がそのまま好き勝手に生きる姿だ。愛しく思う。

ずっと喫茶店ではたらいている。続けられていることが何かの奇跡だと思う。私はコーヒーが好きだ。味も、淹れる所作も、その面倒臭さも。

私は変わったと思う。あまり泣かなくなったし、寂しくなることも少なくなった。大人になってしまった気がする。
でもこうしてなんだか眠れなくて文章を久しぶりに書いてみる夜も確かにある。どこに行ったら安心して生きていけるのだろうか。なにも怖がりたくない。死にたくない。

ライブにたくさん行ってる。音楽は愛で、私の魂だから。みんなで好きな歌を聴くために同じ場所に集うのは、過去と魂の共有だから。

恋や愛、本、映画、一杯の濃いコーヒー、音楽。
結局金がないと生きていけない。煙草はおいしい。
過去、記憶、言葉、私の不可侵領域。選択したはずの道なのにどこにも辿り着けなかったら俺ってどうしたらいいんですか。

ギターを買ったのに弾いてない。本当はやりたいことじゃなかったのかな。

革命を起こすんだ、夢を見るんだと、誰もが今夜祈る。

最後まで読んでいただきありがとうございます。 あなたの心に何か残れば幸いです。