アイドルにグラビアをやらないでほしい
とある地下アイドルを応援し、各地方を駆け回っていた2.3年前のこと。
いわゆる神席を掴み取り、センターの推しからファンサをゲットしまくっていた。かわいいフリフリの衣装に優しい笑顔。
そのとき、アイドルの谷間が見えてしまった。
見てはいけないものを見てしまった…
咄嗟にそう思った。
彼女は歌唱力に定評があった。
凛として響き渡る美しい歌声やカバー曲の多さから、彼女がアーティストとして歩みたいのだろうと私は感じていた。実質、現在彼女はそのグループを脱退し、アーティスト活動をしている。今も変わらず応援しているし、今度のライブも観に行く予定だ。
アイドルとは何か?
推しの概念が世間に知られ、奇作「推しの子」が売れたことにより、いまなお定義し直されているように見える。
K-popアイドルも強者揃いのなか日本のアイドルは今後どうやって戦っていくのか。
私にとってアイドルとは、応援したくなる存在であり、性的な対象ではない。
だから、アイドルが突然脱いでグラビアを始めたり、お酒を飲んでパチンコやっているアピールを見ると、もう正直言って本当にがっかりする。
おじさんたちの需要をしっかり叶えているのかもしれないが、今はいいとして今後残るものは何か?と不思議に思ってしまう。
運営の戦略的には勝っているのかもしれないけれど、老婆心ながら、歳を取ってからそれは誰かに話すことができる立派な行いなのか考えてほしいと思ってしまう。
その点、我が推しは賢かった。
的外れな若さへの信仰・性的搾取から逃れ自分の才能を信じ、信念のもと一歩前に進んだのだ。
アイドルにグラビアなんていらない。
ただステージに向かう一生懸命な姿からほとばしる命の美しさを感じたいのだ。
なんならプライベートも知りたくない。
アイドルは仕事だけでいい。
プライベートはプライベートとして、なんでもいいから幸せであってくれ。
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