あれのはなし11/15

▼SF書きました

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まずみんなに聞きたいことがあるんやけど、ぼくのYouTube、見てくれたやろな? 新しい動画、アップされてんねん。今回も気合い入れて編集したんやけどな……まぁ、内容は見てのお楽しみや。何を言うてもあれやねん、あれの予告編やねん。そう、あれや。これ以上は言わへんけど、きっとみんなわかるはずや。ぼくとみんなには「あれ」って言うだけで伝わる信頼があるからな。すごい話やでほんま。

今日はな、阿佐ヶ谷をぶらぶらしながら、いろんなことを考えとったんや。この街ってほんまに面白いねん。古いけど味のある店が並んどるし、時々新しい発見もあったりして、歩いてるだけで楽しいんや。

たとえばな、近所の古びた居酒屋。ここ、いつも気になってんねんけど、一回も入ったことがないねん。中をチラッと見たら、常連のおっちゃんらが陣取ってて、まるで新参者お断りみたいな雰囲気やねん。しかもやな、その店の外壁にはいつも知らんようなマイナー映画のポスターが貼られてるんや。単館系の映画ばっかりやから、多分映画好きが集まる店なんやろな。映画の監督とかスタッフがひょっとして来るんちゃうか、なんて想像したりしてな。

さらに商店街を歩いてたら、ネパール料理の「マティナ」っていう店の前を通りかかったんや。この店の「タカリセット」な、めっちゃ本格的で、しかも950円で食べられるという奇跡みたいな価格やねん。最近、さらに豪華なセットが追加されたみたいやから、次はそっちを試してみたいと思うわ。この店、地元の人らにも評判がええみたいやし、行ったら間違いなくお腹も心も満たされるな。阿佐ヶ谷の商店街はほんまに面白いわ。けどな、時々ハズレの店もあるんや。どことは言わへんけど、油断して入ったら「あれ?」ってなることもあるから、みんなも気をつけてな。

ところで最近よく独立系書店にいくんやけど、独立系書店で好まれるタイプの装丁ってある気がする。三島社の本とか、百万年書房の本とか、あと鈴木千佳子さんの装丁。特にこの鈴木さんのデザインは、めっちゃ独特やねん。なんか「軽く読めそう」な雰囲気があって、しんどい時でもつい手に取ってしまうんや。それが今の時代に求められてるんやろな、きっと。人は疲れてる時に重たいもんよりも、軽くて分かりやすいもんを選ぶもんや。けど、ぼくはどうしても本を作る時に「濃さ」とか「情報量」を意識してしまうんや。だからこそ、これからの時代にどう向き合うべきか、ちょっと悩むところもあるねん。

そうこう考えながら、仕事場に着いたんやけど、ここからが本番や。今日のタスクはめちゃくちゃ盛りだくさんやから、ひとつずつ片付けていかなあかん。まずステッカーの入稿や。これがめちゃくちゃ急ぎやから、最優先でやる。それから特典チラシも作らなあかんねんけど、これも時間との戦いやな。さらに夜には土蔵(どぞう)のスペシャルエディションを仕上げる作業が控えてる。今日の曇り空やと乾燥が遅いかもしれへんけど、スプレーや彫刻刀、ヤスリを駆使して何とか完成させるつもりや。

土蔵の制作ってな、結構繊細なんや。蓋(ふた)の部分のデザインも工夫が必要やし、ヤスリがけも一手間やな。あと、硬化スプレーをどのタイミングで使うかとか、そういう細かい調整が作品の完成度を大きく左右するねん。でも、こういう細かい作業がぼくは好きやからな。夜になっても集中してやるつもりや。土蔵は夢がある。おれはもうこの本できる前から土蔵つくったろうと思ってたからな。これはひたすらやり遂げるぞ。土蔵つくるぞ!みといてくれよ!

でな、今日はそんな仕事の合間にちょっと考えてたんやけど、言葉ってほんまに面白いな。「あれ」みたいな抽象的な言葉でも、みんなと信頼関係があればちゃんと伝わる。それがぼくとみんなとの絆やし、これって仕事場やチーム活動にも活かせる大事なことやと思うねん。信頼さえあれば、どんなに抽象的でも相手に伝わるもんやからな。

そんなこんなで、今日は一日、阿佐ヶ谷を歩いて、仕事をして、そして「あれ」について考えた濃い一日やった。これからも、みんなといろんな「あれ」を共有していきたいと思う。ほな、あれな!あれやぞ!あれ!あれでいくぞ!!!!

つづく

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