ノスタルジーと共に朽ちる・全部太陽に投げ込めば解決する・肩の痛みと昭和の夢を抱いて・メルカリの日で世界を救え10月26日
📻️更新しました
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— 海猫沢めろん (@uminekozawa) October 29, 2024
小説家、海猫沢めろんと滝本竜彦のラジオ人間改革
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⚡️第36回「祝!新HNK発売!ジョーカーを観た夜、民主党がわからん選挙に怒りながらも、品田遊、しんめいPの哲学に触れて、編集さんを褒めて調子を上げるライフハック・シンクロと福岡の島で自己改革の旅」…
バナナくってる。
俺が中学生の時に読んだムーによればバナナは宇宙人が植えた完全食の疑いがあるという、だからおれは199円のバナナを毎朝一本ずつ食う
— 海猫沢めろん (@uminekozawa) October 26, 2024
あたまもよくなるぞ pic.twitter.com/mkvtHKqoI5
どうも、めろん先生や。
最近なんでも「継続する力が強み」とか言われすぎやろ。なんか、そういうのが評価される社会にぼくは辟易してるんだよな。コスパ、効率、数字、成果――すべてが計算される社会って、息苦しいやんか。いや、分からなくもないで。でもな、そればっかりじゃ心が持たんのや。
ぼくはそういう価値観に逆らって生きていく……もうそれでいいと思ってる。ノスタルジーを愛し、古いものと一緒に朽ちていきたいのだ。それがぼくの美学やな。ジブリみたいな古き良き日本が好きで、街全体をジブリパークにしてしまいたいぐらいやけど……それはさすがに無理か。
それにしても、どこを歩いても昔の建物がぶっ壊されて、しょうもないマンションになっていくのがほんまに許せへん。がんこ親父として、ここは譲られへんぞ。昭和の作家たち――例えば江國香織の父・江國滋や、山本夏彦、久世光彦――そんなひとたちにぼくは心惹かれていた。彼らの生き様には、時代に逆らう美しさがあるんや。今の時代には失われつつある。
ゴミの分別も、それに似たもんやな。結局「全部燃えるゴミでええやん」って言いたくなる時がある。でも、社会はそれを許さへん。太陽に投げ込めば何でも燃えるって話やけど、そんな暴論は通じへんのが現実なんやな。だから素直に「すみません」って謝るしかないわけ。
ふと思いついたけど、自治体に「メルカリの日」を作ったらどうやろう。燃えへんゴミをメルカリボックスにポンって入れるだけ。メルカリ側が自動で売る。これが実現したら革命やで。
それにしても今日は肩が痛い。四十肩の限界に来てるんや。鍼治療に行かんとあかんな。
散歩してると、いろんなことを考えるもんやな。
季節が変わると、家の窓から見える景色が変わるのもおもろい。なんで人は部屋の中のものを出窓にかざって外に見せたがるんやろうな? 昔、窓について調べた時に「出窓」は社交の場やったって知って、なんか納得したわ。でも、今の日本では曇りガラスになって、外とつながる機能が失われつつあるんやな。これも時代の流れなんやろうな。
昔の家って面白いんやけど、密室トリックが使いにくい。障子なんて簡単に破れるしな。日本家屋では、完全な密室なんて無理があるんや。なんか、そんな話も思い出してたら止まらなくなってもうた。
今日はね、ポテチを買ってしまったんや……これはぼくにとって危険なドラッグや。医者にまた怒られるやろうけど、ええやろ、たまには。プリンも買ったし、今日はもう自分に甘くいこう。
それにしても、米が高い。白菜も高騰してるし、鍋なんて贅沢品やんか。こんな時代をどうやって生き抜けばええんやろな。戦国時代に逆戻りした気分や。 でも、ネットで助け合っていくしかないんやろな。ぼくはこの社会で、好きなことをコツコツ続けていく。作家っていう仕事は、そういう意味では向いてるかもしれん。一人で完結できるし、自分のペースでやっていける。
では、風呂に入って、少し休んでから仕事に戻るとするか。また次の回で会おう。
実家かえったときいこう pic.twitter.com/zKvdnklpmw
— 海猫沢めろん (@uminekozawa) October 26, 2024
つづく
御芳志は新たなる書籍購入の糧となり申し候。文學の道を往かんとする糧となります。