【月読み通信】山羊座満月のメッセージ2024.06.22

満月ジャストタイムは6月22日10時08分。

山羊座満月のサビアンメッセージ

山羊座2度のサビアンメッセージは「3つのステンドグラスの窓、一つは爆撃で損傷している」
Three staind-glass windows, one damaged by bombardment.

2度は、前のサインの資質が壊れることで手応えを得る度数。
山羊座サインの資質は協調性。
ひとつ前、射手座サインの資質は自由自在。

自由に飛び回るために、決してひとつの価値観に染まることがなかった射手座サイン。
同調圧力に対して、力強く反発した射手座サイン。

対して山羊座サインは、個を消去して集団の価値に染まろうとする。
目の前の現象に同調する。
むしろ同調圧力を作り出す。

「3つのステンドグラスの窓、一つは爆撃で損傷している」

ステンドグラスは教会を意味し、精神的な権威を表している。
3という数字は、三位一体を説く。

射手座満月のメッセージが囁いた三位一体は、思考と感覚と感情だった。

思考も感覚も感情も、全部ひっくるめてアナタ。
どれかひとつで成り立っている訳ではない。

ひっくるめた3つのうちのひとつが損傷する。
それによって、精神的な権威、つまりアナタが信じてきた価値観が崩壊する。

私は私であるからこそ、私は常に自由に振る舞える。
私の価値は認めてもらえる、なぜなら私は「私」なのだから。

現実社会には「私」が無数に存在する。
「私」が強く自己主張すれば、あちらにいる「私」も更に強く主張をぶつけてくる。
そんな無数の「私」が、好き勝手に自己主張を貫こうとすれば、社会的秩序は崩壊するだろう。

山羊座満月は、社会秩序を守るために「私」という個を同調圧力によって消失させる。

個の消失、それはプライドを大きく傷つけることだろう。

月の対岸にある太陽は蟹座2度「広く平らな場所に吊るされた男」
伝統的かつ集団的な価値に参加した人は、あまりの空間の広さに圧倒され狼狽えている。

蟹座太陽は、同調しなければ晒し者になることを告げる。

思考も感覚も感情も。
すべてが自由な行動に繋がると信じていたのに。
現実社会では、行動に制限がかかる。

しかし、山羊座サインの役割は安心できる社会を構築すること。
社会を構築するためには、自分勝手な行動は許されない。
ある程度の同調圧力を受け入れなくてはいけない。

屈するのでは決してない、受け入れるのだ。
安全で安心な社会構築のために、秩序を守るために。

そんな山羊座満月。

山羊座満月のメッセージ

思考を鍛えた射手座満月。
そして双子座新月では、鍛えた思考を駆使して双方向性のコミュニケーションの実践するよう、アナタに囁きかけました。

コミュニケーションに必要なのは、互いを尊重すること。
相手に対してはもちろんだけど、それ以上に「自分自身の意思と熱意を尊重しよう！」といったメッセージでした。

これは水瓶座冥王星のお仕事に関係することなんですが。
今回の山羊座満月は「来る水瓶座冥王星ガチ時間に向けて、そろそろ自分軸は見つかりましたか？」ってな確認ポイントのように感じています、海猫屋的に。

例え三位一体のどこかが損傷し大きくプライドが傷つけられたとしても。
同調圧力に屈しざるを得なかった、そんな自分に落胆したとしても。
自分軸をしっかり持っていれば「なんっちゃあない！」と、すぐに気持ちを切り替えられるじゃないかと思うんです。

自分軸は、傷や落胆や失敗や後悔をなかったことにしてくれるのではなく。
揺れてもブレても、遠いどこかに飛ばされちゃったとしても。
必ずアナタが最も心地よい「揺れ」に戻って来れる……そこが自分軸なんじゃないでせうか。

褒められたり、認められたりする成功体験は自己肯定感を育てます。
ただ褒められて当然、認められて当然では承認欲求が肥大しちゃいます。

失敗とか落胆とか喪失とか。
できればなるべく遭遇したくはない思考や感覚や感情かもしれないけれど。
ポキリと折れて尚「それでもやりたい、続けたい」ってな気づきの中に、自分軸があるんじゃないかなぁ？
勿論「そろそろここが潮時」と受け止めたっていいんですよ、むしろそれも美しい自分軸。