海外キャリアを目指すあなたへ!CVの書き方5つのポイント
あなたは留学や外資系の企業でキャリアを築きたいと考えていますか?
今回は転職活動で必要となるCVの書き方のポイントをご紹介します。
簡潔に、且つ包括的にわかりやすく書くことが求められます。基本のポイントを押さえてあなたのCV作りに着手してください。
はじめに
私がCVを書いたのはアメリカにMBA留学した時でした。出願書類の一つとして提出が必要だったのです。
当時、私は留学支援を行うカウンセラーの方にお世話になっていました。その先生にCVの書き方を教わったのです。
また、留学先の大学でもCVの書き方についてはセミナーを受けました。CVは海外や外資系企業での就職活動では必須の書類です。
しかし、初めはどのように書けば良いのか、書いた内容が適切なのか迷われるでしょう。
今回のブログを参考に、ぜひあなたもCV作りに着手してください。
なお、私の留学体験についてはこちらのブログにまとめてあります。ご参考として、ご覧ください。
CVとは何か?
CVとは、レジュメとも呼ばれるあなたの履歴書です。Curricrum Vitaeというラテン語での表記がそのまま使われています。
日本ならA4、アメリカならレターサイズで1枚を目安に作成してください。ただ、職歴が長い場合は2枚になることもあります。私は見る側の利便性を考えて、なんとか1枚に収めるようにしています。
フォーマットは大体決まっています。例えば、こちらのリンクをご参照ください。
フォーマットの中でもバリエーションは多少あります。ただ、まず冒頭にはあなたの名前と連絡先を書いてください。そして、可能であればLinkedInのプロフィールのリンク先を記載しておくのも良いでしょう。
書く内容はあなたの職歴、学歴、その他資格等です。それぞれ以下のようなタイトル付けとしてください:
Work Experience
Education
Additional
中でも、一番重視されるのはWork Experienceです。詳しい書き方はこのブログの後半でご紹介します。
採用担当者は一瞬しか見ない
企業の採用担当者がCVを眺める時間は平均10秒と言われています。膨大な候補者のCVをスクリーニングするため、時間をかけていられないのです。
それは何を意味するのでしょうか?
一番は、必要なエッセンスだけを凝縮してCVを作る必要があるということです。
あなたが応募する企業、職種に合わせてあなたの強み、経験をアピールしてください。
一方で、見やすさにも配慮する必要があります。あれもこれもと詰め込みすぎないように気をつけましょう。余白は見やすさにつながります。従って、標準的なもの以上にスペースを狭めないように注意してください。目安はマージンが0.70ポイントを下回らない水準です。
例えば、それぞれの職歴については箇条書きで4点程度を目安とします。また、1つの箇条書きは2行半よりは長くならないように留意してください。
職歴は直近のものから順番に書く
日本の履歴書と大きく異なるのはこの点です。職歴を記載するときは、一番最近の職歴から順番に並べてください。
これは文化の違いなのかもしれません。欧米では直近の経験を重視するのが一般的です。一方で、日本は学歴を含めたバックグラウンドに比重が置かれています。
しかし、このような比重の置き方も今後は変わっていくと考えるのが自然です。日本でも今後は人材が流動化し、転職はより一般的なものになっていきます。そうすると、仕事でどのような経験を積むかという発想が重要視されていきます。
職歴欄では数字でインパクトを示すこと
また、職歴にはどのようなことを記載すれば良いでしょうか?
一番に考えるべきは、相手にとってわかりやすくインパクトのある成果を書くことです。その際、可能な限り数字を使って定量的に記載してください。
従って、箇条書きの一番初めには採用担当者が見て面白いと思う成果を数字で示します。例えば以下のような書き方です。
Achieved 34% increase in global market share by redesigning product mix, expanding international channels, and launching a new digital marketing strategy.
これに対して、避けるべき書き方は以下のようなものです:
Analyzed market trends and presented quarterly market strategies to senior management team. Achieved 34% increase in global market share.
このように、初めに具体的な数字を並べてください。そうすることで、あなたの成果をより伝えやすくなります。
言葉選びはこのリストから
CVを書く際には大体決まった言葉遣いがあります。それらの言葉の一番の特徴は、前向きさ、積極性を感じさせる言葉ということです。
ここに、よく使われる言葉のリストをこちらのブログページに掲載しておきます。これを参考にCVを書いてください。
ブログの下の部分にリストを掲載してあります。
その他欄も話のネタになるように
CVの最後にはAdditional欄を記載します。そこにはあなたの語学スキルやその他の仕事に関係する資格等を記載します。
また、ボランティア活動やあなたの興味分野について書くのも良いでしょう。
面接の際に、会話のきっかけになるようイメージして記載してください。
結論
CVとは留学や海外企業の就職活動で必要なあなたのマーケティング資料です。
まず、採用担当者はじっくりCVを読む時間がありません。あなたの成果が一目でわかりやすく伝わるように書いてください。
職歴は直近のものから書いていきます。能動的に仕事に取り組む姿勢をアピールする言葉を選んで箇条書きにしてください。
最後の、その他欄にも語学スキルや仕事に活かせそうな資格を書きます。また個人的な興味など、会話のきっかけになるようなものも付け加えると良いでしょう。
今回のブログを参考に、あなたをアピールする良いCVを書き上げてください。
MBA留学や海外生活にも興味のある方は、私の過去のブログを参考にしてもらえれば幸いです。
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