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英語でのプレゼンテーションが上達する!3つのポイント

あなたは英語でのプレゼンテーションが上達するように何を心がけていますか。

今回は大切な3つのポイントをご紹介します。

ご紹介するのは3つの"V"と言います。Verbal/ Vocal/ Visualの3点です。

また、英語のプレゼンテーション上達法についてはこちらのブログもご参照ください。

はじめに

今回ご紹介するポイントはMatt Abrahams氏のアドバイスを基にしたものです。

私は留学中にAbrahams氏の授業を受けていました。その内容はコミュニケーションにおいてとても重要なものでした。こちらの動画も勉強になりますのでご参照ください。

大勢の前で話すというのは誰もが不安に思う状況です。その状況で、効果的にコミュニケーションをする。そのための技術を知り、練習することであなたは大きく成長できます。

ぜひ今回のブログを参考に、あなたの英語でのプレゼンテーションを磨いてください。

Verbal

まず、プレゼンテーションでの言葉選びについてお話しします。

プレゼンテーションする際には以下3点の流れを覚えてください。

  1. Start strong

  2. Share stories/ examples

  3. Powerfully close

まず1点目ははじめが肝心ということです。力強く始めることで聴衆の心を掴みます。では、どのような方法があるでしょうか。

例えば、個人的なストーリーの紹介から始めることが考えられます。あなたが小さかった時に体験したエピソードを話しても良いでしょう。もしくは、最近印象に残った話でも良いです。

他に、質問から切り出すという方法があります。聴衆に問いかけるのです。質問することで、聴衆はあなたと即座にコミュニケーションすることになります。

もう一つのパターンは聴衆の予想を裏切る切り出し方です。例えば、いきなりポラロイドカメラを取り出して聴衆を撮影します。そして、

「1976年、これは最新の技術でした」

と切り出すのです。そして、現代のスマホについて語り出すようなイメージです。

どうでしょうか。これによって、一気に聴衆の注意が発表者に向くことがわかると思います。

ストーリーによって聴衆の記憶に刻み込む

ストーリーによってあなたのメッセージをより効果的に届けることができます。

有名なプレゼンテーションイベントであるTED Talkでもそれはわかります。ある調査では、事例とストーリーを組み合わせることの有効性が示されています。

それは、ハーバードビジネスレビューの記事で紹介されていたものです。

Carmine Garo氏の"What I learned watching 150 hours of TED Talks"からの引用です。それによれば、データや事実のみの話と比べてストーリーは22倍もの効果があるとされています。

ストーリーを織り込んで語ることで、あなたのメッセージがはるかに伝わりやすくなるのです。

あなた自身も振り返れば実感として理解できるのではないでしょうか。引き込まれるプレゼンテーションとは、聴衆の興味を惹くストーリーがあるものです。

パワフルに話を切り上げる

プレゼンテーションの締めくくりは力強いメッセージで切り上げてください。

締めくくり方にはいくつかのパターンがあります。それは以下のようなものです:

  • 聴衆に行動を促す言葉

  • 印象的な質問

  • 最後のメッセージ

例えばJohn F. Kennedyの締めくくりの言葉はあなたの記憶にもあるのではないでしょうか。

And, so my fellow Americans: ask not what your country can do for you - ask what you can do for your country

この一文のようにパワフルな締めくくりを目指したいものです。

Vocal

プレゼンテーションに効果的な話し方とはなんでしょうか?

その前に、言葉に頼らないコミュニケーションの効果を知っておく必要があります。Nonverbal communicationと呼ばれるものです。

言葉よりもあなたのジェスチャー、立ち居振る舞いによって聴衆を惹きつけることができます。

こちらの動画はその効果を良く表したものです。ぜひご覧ください。

このスピーカーは一つも意味のあることを言っていません。しかし、とても説得力のある、パワフルなプレゼンテーションに聞こえます。それは話し方とジェスチャーによる効果です。

これを踏まえると、効果的な話し方には以下の3点が重要となります:

  • 権威を感じさせる話し方を意識すること

  • 話し方に変化をつけること

  • "Filler"を避けること

1点目は話すスピードに関係します。慌てて早口に話しては権威は感じられません。お腹からしっかり声を出し、ゆっくり話します。

2点目は抑揚、ペース、感情を組み合わせることです。無言の「間」を作ることも効果的です。

3点目は間を繋ぐ言葉を使わないことです。"So"から始めることを避けてください。慌てずゆっくり考えて、話し始めてください。

Visual

あなたのプレゼンテーション中の姿を効果的にするポイントをご紹介します。

これによって、聴衆の視覚からもプレゼンテーションの効果を高めることができます。以下の3点を覚えてください:

  • 大きな動きとバランスの良い姿

  • 笑顔

  • アイコンタクト

1点目は立ち方、ジェスチャー、動き方で重要なポイントです。緊張すると手を広げているつもりが縮こまってしまいがちです。そうなると、あなたの見た目はとても自信無さげなものになってしまいます。あなたの体を大きく使うことを意識してください。

2点目は表情です。緊張で顔をこわばらせないよう、笑顔を意識します。しかも、作り笑顔ではなく真の笑顔を見せてください。

3点目は聴衆の目を見て話すことです。緊張を避けるために宙を見つめて話すのではなく、聴衆に語りかけます。1対1のコミュニケーションをするつもりで話してください。

結論

英語のプレゼンテーションを効果的なものにするために重要なポイントは3点です:

  • Verbal

  • Vocal

  • Visual

この3つのVを覚えてください。

Verbalはプレゼンテーションの構成そのものです。切り出しのインパクトを強くしてください。そして、ストーリーによってあなたのメッセージを伝えます。最後に、パワフルな言葉で締めくくることで聴衆にあなたの印象をしっかり残します。

Vocalは話し方、そして言外のコミュニケーションです。落ち着いた、権威ある話し方によってプレゼンテーションの質が一気に高まります。

Visualはあなたの立ち姿やジェスチャーです。緊張によって体の動きが縮こまらないよう、大きな動きを意識してください。

今回のブログを参考に、あなたの英語でのプレゼンテーションが上達するよう練習してもらえれば幸いです。

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