🔰一級建築士初受験生でも簡単に覚えられる12個の作図手順

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もう作図道具は揃えましたか？

まだの場合は、👇こちらから検討してみてくださいね。

作図道具がそろったら、さっそく図面を描いてみましょう！！

何を描いたらよいかわからない場合は、試験元である建築技術教育普及センターが公開している【標準解答例】を印刷してください。どれもでOKです。

過去の試験問題等　建築技術教育普及センターホームページ

この記事でご紹介する作図手順のポイントは下記の通りです。

●　簡単に覚えられる
●　名前・面積表・コア（階段・EV）・吹抜けを前半にもってくることでランク4を回避できる

作図手順をひとつずつみていきましょう。

動画📺もありますので、文字を読むのが大変な場合は、こちらで確認してください。

①　名前・受験番号💳

まず名前と受験番号です。

答案用紙に一番最初に書いてください。

なぜかというと、毎年、一級建築士の製図試験後に、
「名前や受験番号を書いたか覚えていない！」
と不安になる受験生の方がいるからです。

合格発表まで不安を抱えるのは、精神衛生上よくありません。

記憶がはっきりしている作図の冒頭に記入してしまいましょう。

②　面積表🏦

次は、面積表です。

面積表とは、エスキスで作ったプランの面積の計算根拠を表したものです。

面積表が完成していないと未完成の扱いとなって不合格になってしまいます。

作図が完了した時点で、部分的に計算式が変わることもありまが、ひとまずエスキス段階のものを書いておきましょう。

間違いがあっても完成していれば一発失格はなくなります。

③　断面図捨て線〰

続いて、捨て線です。

捨て線というのは、柱や壁を書くための基準となる線です。

そのため、はっきりとは描かずに、薄く引きます。

どのようにして薄く引くかというと、シャープペンの重さだけで線を引きます。

つまり、捨て線をひくときは、手に力を入れません。

シャープペンを手に乗せたまま、スーッと引いて見てください。

一定の濃さの捨て線を簡単に引くことができます。

捨て線は数が少ないほど作図時間を短縮できるので、ぜひ工夫してみましょう。

④　柱・延焼ライン💈

次は、柱と延焼ラインです。

さきほど引いた捨て線を使って柱を描いていきます。

四角を書くためのテンプレートなどを、平行定規に乗せて描きましょう。

図面単位ではなく、テンプレートを滑らせながら横方向に一気に描いていきます。

このときテンプレートを移動させずらいと時間がかかるため、つまみが付いたテンプレートまたは、建築技術教育普及センターのルールに違反しない範囲で持ちやすいようにテンプレートを加工しましょう。

バンコ 三角定規45°テンプレートプラス

柱を描き終わったら、延焼ラインです。

延焼ラインとは、隣地または道路からみて延焼の可能性がある範囲を示すための線です。

学科試験でも出題されていますので、何のことかよくわからない場合は、法令集で必ず確認しておいてください。

延焼ラインを表現する線の種類は、破線や一点鎖線など課題文によって異なります。必ず課題文の指示に従ってください。

課題文の指示を無視した場合、作図されていないと判定されても仕方ありません。

⑤　寸法線🔢

次は、寸法線です。

寸法線とは、柱や壁の距離を表すための線です。

すでに書いた柱に合わせて寸法線を描いていきます。

このとき、もう一度、柱の間隔が間違っていないか確認してください。

ここで間違いを発見できると、後で修正するよりもだいぶ楽に修正できます。

⑥　コア（階段・EV）🥾

そして、コアです。

コアとは、階段とエレベーターのことです。

なぜ、柱しかないこのタイミングでコアを描くと思いますか？

理由はふたつあります。

一つ目は、コア位置のずれをふせぐためです。

例えば、1階平面図と2階平面図でコアの位置がずれていると、上下階の不一致で不合格となります。

そこで、図面がまだスカスカで、ずれや間違いがみつけやすいうちにコアを描き込んでしまいましょう。

もし、エスキスでコアのずれに気づかなくても、ここの段階で気づくことができますので、修正してください。

二つ目は、描くのが面倒な階段を作図の最初の方で終わらせるためです。

階段は、足を乗せる踏面や、登る方向を示す矢印、そして省略線など、描く要素が多いため、苦手意識をもたてれる方もいます。

いい加減な作図にならないように、集中力があるうちに終わらせましょう。

⑦　吹抜け🌀

続いて、吹抜け。

すべての課題で吹抜けがあるわけではありません。

ただし、コアで説明した理由と同じように、上下階で不整合が起きるとランク４となります。

早い段階で、吹き抜けの位置を各階の平面図に描き込みましょう。

●　床が抜けている吹き抜け階は実線
●　その下の床がある階は点線
にしておくと、床があるのかないのかがわかりやすいです。

⑧　外壁・窓🧱

次は、外壁と窓です。

やっと図面らしくなってきます。

４番目で描いた一番外側の柱にそって、外壁と窓を描いていきましょう。

シャープペンに体重を乗せて、黒々とした線で建物の輪郭をおさえましょう。

全ての外壁と窓を描き終えたら、平面図どうしを比較して、ずれがないか確認してください。

⑨　内壁・建具🚪

いよいよ、内壁と建具です。

エスキスで作ったプランをもとに描いていきます。

でも、作図はエスキスの結果を描き写す作業ではありません。

エスキスが間違っている可能性もあるので、課題文の条件に違反していないか確認しながら描いてください。

描いている途中で、少しでも不安な気持ちになったら、課題文に立ち返りましょう。

課題文は、すべてが正しいです。

一方で、エスキスは間違っている可能性があります。

また、内壁を描き始めると図面がどんどん汚れ始めます。

シャープペンの粉や、消しゴムのカスを5分に1回は製図用の刷毛やブラシで掃うようにしてください。

⑩　切断線・断面🔪

続いて、切断線と断面図です。

切断線というのは、断面図として表現する位置を、平面図上に示す線のことです。

平面図にこのような矢印を描くことで、採点者に断面図でどこを表現しているのかを伝えます。

全ての平面図に切断位置を表現してください。

切断線の位置にそって、平面図を見ながら、断面図を書きましょう。

断面図が苦手な方の多くは、毎回ゼロから考えすぎです。

⑪　外構🌴

つぎは、外構です。

外構とは、建物の外にある駐車場や駐輪場、植栽をさします。

建物の柱や壁よりも少し薄めに書くことで、図面にメリハリが生まれ見やすくなります。

手が疲れてくる後半でも筆圧を必要としませんので、最後の文字入れ前に、ここで休みましょう。

図面を描きなれてくると、植栽の表現方法に凝り出す受験生の方がいますが、合否には関係ないので書いてさえあれば問題ないです。

⑫　文字・家具🪑

最後に文字と家具です。

室名は課題文を見ながら記入してください。

なぜかというと、エスキスの段階で間違っている可能性があるからです。

過去の本試験でも、普段解いている課題の室名にひっぱられて、課題文とは異なる室名を書いて不合格となった受験生の方がいました。

本試験では緊張とプレッシャーでいつもの自分ではありません。

間違えることを前提に、作図方法を組み立てましょう。

また、きれいな文字である必要はないのですが、読める文字で書いてください。

採点者が読めなければ、計画されていないものとして、判定されても文句は言えません。

家具は、課題文の要求に従って描いてください。

机・椅子・ソファの寸法を確認しておけば問題ありません。

👇上記の手順で実際に作図している動画です。フル作図1時間41分で掻き上げています。

最後までご覧いただきありがとうございました。もしお役に立てたら🐤ツイッターでツイートして頂けれると嬉しいです！！

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初めての製図試験で、エスキスも作図も記述も不安になっていませんか？
はかせは、不安すぎて製図試験当日までずっと緊張していました😂。

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