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「壁と向き合う」誘導瞑想

バーバラブレナンヒーリングスクールの時
「壁と向き合う」という課題があった。

自分の中の壁。

当時、わたしは壁についてなぜか苦しいものを感じていて
限界とか、乗り越えられないものとかに思っていた。

心の壁

常識の壁

男女の壁・・・

ブロックの象徴に思える言葉として認識されるもの・・・


ヒーリングの学校は

朝一で瞑想やガイダンスを受ける授業がある。

その週の授業で、壁に向き合う誘導瞑想が始まった。

「・・・あなたの壁はどんなもので、
どのくらいの大きさでしょうか・・・?」


瞑想が始まった。
目を瞑り、呼吸に集中していく。
誘導の声を聞いていくうちに、突然壁が目の前に存在した。

白いコンクリートの壁が、永遠に続いていた。
目の前にすると 越えようと思っても
到底超えられない高さの壁。

登ることは不可能に見えたその壁・・・
どう乗り越えようか?と頭では考えていた・・・

しかしその瞬間、
瞑想の中の私は何をしたかというと、
くるりと後ろを向くことにしたのだった。
そうすれば壁は視界から消える・・・!?(笑


誘導瞑想で面白いのは、顕在意識がしっかりあること。
見えた映像に、顕在意識の自分が、驚いたり感心したり出来るのだ。

壁を超えることなく、見ないふりをした自分に
「え!?それでいいの?」
と瞑想中にもかかわらず顕在意識がツッコミを入れる。

それにもかかわらず
心の声は「やった~!」と叫んでいる(笑


壁を背にして立つと
目の前は180度視界が広がり、ひろーい景色が広がっていた。

安易な発想とうか、発想の転換というものか・・・
わたしの中ではこれでいいんだとという確信になった。

そう思った瞬間、
視界の端の方に映っていた壁が、崩れはじめた。


視界のわずか端に見える遠くにある壁が
両端から徐々に崩れてきたのだ。

壁の崩壊はだんだんこちらに近づいてきた。


どんどん壁は崩れ、全て崩れてしまうのだろうか??
と思った瞬間、
私の真後ろの畳一畳分の壁をを残して
動きがピタリと止まったのだ。

私の背中には私の幅の壁が残されていた。


広ーい砂漠のような荒野で
背中に1枚の壁がある状態。


その時に、
壁に守られている感覚がふわりとわたしの中に入ってきた。


風が避けられる

なにかのときには盾になる

日陰が作れる

一畳分残った壁は、
わたしが必要なときに役に立ってくれるものだった。


その瞬間から、壁は、超えるものではなく
支えになるものに認識が変わった。

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