見出し画像

共有ゾーン。

「平本式」では、価値観や意見が違う人でも共有ゾーンまで深く掘り下げれば協力出来る、と説いています。



🔷先日の夫婦の会話。


年末年始、お互いの実家に行くかどうかで一悶着。

私は息子を実家につれて行って私の母に成長したところを見せたい。

しかし、妻は私の実家に行きたくないという。

さてどうしたものか。

「平本式」を学ぶ前なら、
「行きたくないなら来なきゃ良い」で終わるか、「じゃあ、別の機会に。。」と妥協するかのどちらかだったのだが、

(お、これは良いケーススタディじゃね?)

と思ったわたし、テーブルの上にA4のコピー用紙を出し、漏れなく、ダブりなく、項目を洗い出した。

まずは年末年始の過ごし方
別々の行動はとらずに一緒に行動するのが前提で、

①完全おこもり。家から出ない。
②旦那の実家にだけ、行く。
③妻の実家にだけ、行く。
④両方の実家に行く。
⑤どこか旅行に行く。

このどれかには、必ずなることにはお互い了承。

次に、何故?妻は私の実家に行きたくないのか。掘り下げてみる。

曰く、私の父を実はあまり、というか、だいぶ好きではないみたいで、正月早々嫌な気分で年をスタートしたくないと言うことらしい。

イヤミ、ディスりが酷いという。(わたしのいないところで)。聞いてる時はステートマイナス何倍?ていうくらい。

コロナ前は泊まりに行ってたが、最近はzoom新年会だったので明るみに出なかった。まあzoomで嫁に嫌みをいう義父は見たことはない。。

なるほど。そうか。

妻としては主人の父親と言う事と、しかも実家という場所では、なかなか言いたい事も言えない環境。それは非常に分かる。

とはいえね、今更ね、90歳近い人をどうこうしようとしてもね。無理筋。

かといって息子はバァバには会いたいし、私も会わせたいし。

妻も私の母は大好きで会いたいという。義父のハラスメントだけがネック、ということが分かった。

そうしたところ、妻が提案してきた。

年末年始に最初に行くのを妻の実家として、泊まりでお邪魔する。

翌日に私の実家に行き、新年会だけ顔を出して、泊まらずに帰ってくる。

新年会はせいぜい3時間くらいか。泊まらない、というところで妥協してもらった。その程度なら耐えられるとのこと。

新たな年のスタートに、最初の訪問先が私の実家でないことは良いのではないかな。

妻から提示してくれたのも正直、驚いた。




🔷気づき、学び
このように、選択肢を全部表に出して、なおかつ理由をキチンと聞いて行く。

そしてお互いの一番大事な部分を提示すれば、自然と歩み寄れるところが出てきた。

何か不測の事態があっても、キチンとした話し合いを設けた上での結論なので精神衛生上まことによろしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?