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豊作?不作?つまんねーこと聞くなよ! 後編(2016年~2021年春)

 

 前回のうみぶたライブ! 

 Twitterでのやり取りから豊作不作について真剣に考え始めた私達!でもそれは答えの出ない問いだった。豊作って何? 不作って何なの!? 分からないならとことん向き合うしかない! 私達はここ10年のTVアニメをひたすら振り返ることを決意した。そうして私達が出した答えは……!?


 

 はい、茶番をすみません。私達とか言ってるけど、僕が1人で黙々と書いてます。笑ってやって下さい。

 前回の記事↓

 前置きはこのくらいにして早速本題をば。


2016冬アニメ けっこう豊作(豊作度☆3.5)

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 ダークホースの中のダークホース、「この素晴らしい世界に祝福を!」が登場。ノーマークからの1話の衝撃は今でも覚えてる。「昭和元禄落語心中」や「僕だけがいない街」はシナリオ重視派も納得の出来だったのではないだろうか。僕の1番好きなアニメ監督である谷口悟朗監督の手がけた「アクティヴレイド」も推しておきたい。前期の秋から継続のハイキュー!2期もかなり熱かった。

 余談だがこの頃μ’sがファイナルライブを以て解散し、ラブライバーの僕は抜け殻のようになっていた。

2016春アニメ 大豊作(豊作度☆4.5)

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 Re:ゼロから始める異世界生活が大ヒット(次のクールでも無双してた)ジョジョ4部も放送開始。現在までシリーズが続いている「僕のヒーローアカデミア」もこのクールで初登場。ロボアニメの「マクロスΔ」、「クロムクロ」、繊細な青春群像劇「キズナイーバー」、硬派な「ジョーカー・ゲーム」に癒やし枠の「ふらいんぐうぃっち」、など粒ぞろいだった。WIT STUDIOによる美樹本先生の絵の再現度が凄かった「甲鉄城のカバネリ」は少しばかり画竜点睛を欠いたか。

 水島努×岡田麿里コンビの「迷家」は色々と残念ではあったが、らぶぽんというキャラクターを生み出した功績はあまりに大きい。

2016夏アニメ けっこう豊作(豊作度☆3.5)

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 解散した初代を受け継ぐ「ラブライブサンシャイン!」が登場。安定した面白さの「ReLIFE」はEDで懐かしさを演出。NEW GAME!、モブサイコ100も面白かった。玄人受けの良さそうな「91days」にも注目。

 ダンガンロンパが絶望編と希望編を同時に放送したのも非常に面白い試みだった。そしてリゼロの2クール目。18話放送前に公式自らハードルを上げていたが、それを軽々と超えてきたのも印象深い。

2016秋アニメ けっこう豊作(☆3.5)

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 響けユーフォニアム2期とジョジョ4部最終クールが強すぎた。灼熱の卓球娘、魔法少女育成計画、ドリフターズも良かった。名作「3月のライオン」もこの期にスタート。競女という一度見たら忘れない強烈な作品もあった。

2017冬アニメ 超豊作(豊作度☆5.0)

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 幼女戦記、ガブリールドロップアウト、リトルウィッチアカデミア、ACCAACCA13区監察課 、小林さんちのメイドラゴン、このすば2期、政宗くんのリベンジ、クズの本懐など魅力的なアニメが揃い踏み。昭和元禄落語心中2期の石田彰さんの熱演も素晴らしかった。そして「けものフレンズ」が大ヒットするとは誰も予想していなかっただろう。

 これまでの春秋が豊作で冬夏が不作の法則が崩れたのもこの頃なのかなと思ったり。

2017春アニメ けっこう豊作(豊作度☆3.5)

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 1期からだいぶ間が空いて進撃の巨人2期。サクラクエスト、サクラダリセットのサクラコンビ。月がきれいは思春期の淡い恋愛ものとして秀逸。冴えカノは2期が1期を超えてきた。(僕は目が節穴だったので加藤の良さに2期で初めて気付いた)

 エロマンガ先生、Re:CREATORSなどのANIPLEX枠も盛り上がっていた。正解するカドは途中まで大絶賛だったのに終盤の評価が散々なのは悲しい。例によって谷口悟朗監督ファンの僕のおすすめは「ID-0」

2017夏アニメ 豊作(豊作度☆4.0)

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 メイドインアビス、プリンセス・プリンシパル、ボールルームにようこその3強。NEW GAME!2期では可愛いだけではなく仕事の厳しさも描かれた。賭ケグルイでの早見沙織さんの好演にも注目。Re:CREATORSの遊び心ある総集編も印象的だった。

  この期にアニメ化した「ようこそ実力至上主義の教室へ」はアニメが終わってしばらくしてから人気が上がったレアケースだと思うが、2期をやって欲しいと思う。

2017秋アニメ まあまあ豊作(豊作度☆3.0)

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 宝石の国が圧倒的。オレンジによるCGが作品の魅力を十二分に引き出していた。(黒沢ともよ主演作は名作の法則がこの頃から言われ始めた気がする)

 Just Because!、少女終末旅行も安定の面白さ。十二大戦もけっこう好きだった。Fate/Apocrypha2クール目終盤での超絶作画は必見。

2018冬アニメ 空前絶後の豊作(豊作度☆6.0)

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 久々の(2014年以来)歴史的豊作。宇宙よりも遠い場所というこの10年でトップクラスの1クールオリジナルアニメ(まどマギ以来かも)に加え、他も強かった。ゆるキャン、からかい上手の高木さん、ヴァイオレット・エヴァーガーデン、恋は雨上がりのように。硬派アニメの刻刻、BEATLESSも見逃せない。ダーリン・イン・ザ・フランキスも1クール目時点ではかなり面白かった。(1クール目序盤のEDトリカゴは近年でもトップクラスに好き)好き嫌いは分かれるが、ポプテピピックも相当話題になっていた。

捕捉  僕は「三ツ星カラーズ」と「ハクメイとミコチ」を未視聴なのでまだこの期の評価が上がる可能性あり。

2018春アニメ まあまあ豊作(豊作度☆3.0)

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 良かったのはウマ娘、ヒナまつり、シュタゲゼロ、ゴールデンカムイ。全体的に期待していたほど跳ねなかった作品が多かった印象。僕としては念願のフルメタル・パニック4期が来たのが嬉しかった。

 個人的MVPキャラクターは「魔法少女サイト」の主人公の兄貴。

2018夏アニメ 豊作(豊作度☆4.0)

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 ハイスコアガール、プラネット・ウィズが良かった。幾原イズムを感じる「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」も。あそびあそばせ、ちおちゃんの通学路、邪神ちゃんドロップキック、ぐらんぶる等ギャグアニメも充実していた。

2018秋アニメ 空前絶後の豊作(豊作度☆6.0)

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 2018冬にも負けない圧倒的豊作。ゾンビランドサガ、青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない、やがて君になる、ジョジョ5部、色づく世界の明日から、ゴブリンスレイヤー、SSSS.GRIDMAN、ゴールデンカムイ2期などエース級が大量に放送。「転生したらスライムだった件」や「ソードアート・オンラインアリシゼーション」などの超人気作も放送。俺が好きなのは妹だけど妹じゃないの作画崩壊も話題になった。

補足。「風が強く吹いている」は未視聴なので近いうちに見たいと思っている。

2019冬アニメ けっこう豊作(豊作度☆3.5)

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 エース「かぐや様は告らせたい」登場。3話の特殊EDは話題沸騰。モブサイコ2期は1期を超えるクオリティ。みゃー姉と言う名キャラを生み出した「私に天使が舞い降りた」、たつき監督の「ケムリクサ」も好評価。けもフレ2が何やらとんでもないことになっていたが僕はノータッチ。

  魔法少女特殊戦あすかにおいてマジカルスパンキングというパワーワードが飛び出したことも非常に興味深かった。

2019春アニメ まあまあ豊作(豊作度☆3.0)

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 後に大ブームを引き起こす「鬼滅の刃」が登場するも1クール目はまだそこまでか。進撃の巨人3期2クール目はシリーズの中でも屈指の面白さ。ジョジョ5部の最終クールも非常に盛り上がっていた。新作は少々パッとしなかったかもしれない。

2019夏アニメ 空前絶後の豊作(豊作度☆6.0)

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 彼方のアストラ、ダンベル何キロ持てる?、Dr.STONE、女子高生の無駄づかい、荒ぶる季節の乙女どもよ。、ヴィンランドサガ、まちカドまぞくなど名作が揃い踏み。ソウナンですか?最終回の衝撃はいまだ記憶に新しい。鬼滅の刃の話題になった19話もこのクール。

 余談だが僕はダンベルの影響でこの時期から筋トレを始めて今に至るが、街雄さんのようになれる気配は今のところ皆無。

2019秋アニメ けっこう豊作(豊作度3.0)

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  BEASTARSとハイスコアガール2期が強かった。問題作の「バビロン」、これまでのなろう作品とひと味違う「本好きの下克上」も。ドクスト2クール目も圧巻の面白さ。慎重勇者はこれまでの俺TUEEEEEもののお約束を逆手に取ったテイストで魅せてきた。

2020冬アニメ 豊作(豊作度☆4.0)

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 コアなアニメ好きに高確率で刺さりそうな「映像研には手を出すな!」が登場。異端児オブ異端児の「異種族レビュアーズ」もアニメ業界を沸かせた。(多くの局で放送が中止にされたが)

 個人的推しはドロヘドロとID:INVADED。群れなせ!シートン学園のギャグのキレも良かった。

2020春アニメ けっこう豊作(豊作度☆3.5)

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 コロナで続々延期になってしまったクール。かぐや様2期、波よ聞いてくれ、かくしごと、イエスタデイをうたっての4強だった。乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…ではカタリナという愛されキャラが誕生。まれいたそ劇場が炸裂した。

2020夏アニメ まあまあ豊作(豊作度☆3.0)

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 リゼロ2期と俺ガイル完が強かった。特に俺ガイルはラノベアニメでは珍しい原作の最後までアニメ化を達成。オリジナルの良作「デカダンス」もあった。春からの延期組の中で「放課後ていぼう日誌」も素晴らしい出来。一部の愛好家に「ジビエート」が推されていたような気がする。宇崎ちゃんは遊びたいの鳥取回も印象的だった。

2020秋アニメ 近年稀に見る豊作(豊作度☆5.5)

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 話題性は呪術廻戦。クオリティならアクダマドライブ。魔王城でおやすみ、体操ザムライ、魔女の旅々、ゴールデンカムイ3期など良いアニメが揃っていた。ダイの大冒険やひぐらしのなく頃にで古(いにしえ)のオタクにも対応してきた。個人的には無能なナナ推し。放送終了後にすぐ原作を揃えた。

 神様になった日に批判的な意見が多く見受けられたのは、それだけ期待値が高かったことの裏返しかもしれない。(ちなみに僕は麻雀回けっこう好き)

2021冬アニメ 空前絶後の豊作(豊作度☆6.0)

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 続編が無双していたクール。進撃FINAL、BEASTARS、ウマ娘、ゆるキャン、のんのんびより、リゼロ、ドクスト。そんな中、新作の「無職転生」がなろう原作史上最高クラスのクオリティでアニメ化。谷口悟朗×中嶋かずきの「バックアロウ」が盛り上がってくるのは次のクールからか。

 多くの続編が大成功を収める中、約束のネバーランドの2期がとんでもないことになったのも衝撃だった。(ちなみに僕はアニメが見終わった後に原作を読んだが、こちらはちゃんと面白かった)

2021春アニメ けっこう豊作(豊作度☆3.5)

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  冬とは打って変わってほとんどが新規アニメ。ダークホースの「オッドタクシー」が最強だった。オリジナルアニメの「Vivy -Fluorite Eye’s Song-」や「SSSS.DYNAZENON」も好評か。余談だが長瀞さんは僕の性癖にドストライク。優良アニメ制作会社である動画工房が作った「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」の作画崩壊も話題に。


 そして今現在、2021夏アニメに至る。ここまで読んで頂き、感謝カンゲキ雨嵐 千砂都(ラブライブ!スーパースター!!は毎週日曜夜7時よりNHK Eテレにて絶賛放送中!)

 ざっくり10年ほどを振り返ってみたが如何だっただろうか? 僕としては昔見たアニメを懐かしむと同時に、新たに見たいアニメを発掘することも出来て大変有意義だった。何より書いていて楽しかった。

 

 豊作不作。考えれば考えるほど良く分からなくなってきたのが正直なところだが、これからも毎クールアニメを楽しんでいきたいと思う。今期も、そして来期以降も。

 ん? それで来期アニメは豊作なのか不作なのかって? つまんねーこと聞くなよ!



おまけ。僕の作った☆による豊作度の平均値からどの年が豊作年なのかを並べてみた。

1位 2011年(☆4.875)

2位 2014年、2018年(☆4.75)

3位 2012年(☆4.5)

4位 2013年(☆4.375)

5位 2020(☆4.0)

6位 2017年、2019年(☆3.875)

7位 2015年、2016年(☆3.75)



おまけその2。僕が去年作った2010年代アニメランキング動画。あーこいつはこういうアニメが好きなのかあってのを手っ取り早く理解してもらえると思う。編集が低クオリティなのはご愛嬌。



P.S. タイトルに使ってるのに本文で一切触れなかったけど、「じょしらく」も面白いのでみんな見てね!

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